怖い話朱い塚-あかいつか-

二人の老婆

投稿者:関口真湖さん




これは私が初めて見た幽霊の話です。

当時、私は定時制高校に通ってて、そ

の日も午前2時過ぎの帰宅(自転車通勤&通学)でした。

私の寝てた部屋には右側に小学2年の時1歳半で

病死した下の妹(妹二人弟一人だった)の仏壇、

そして左側には小さい頃(本人記憶なし(呆))

オルガンを習ってた時使用した電子オルガンが置いてありました。

いつも布団敷きっぱなしだったんで、即就寝。

ところが突如、身体の自由が奪われ、そのショックで目覚めました。

感覚的には、ずっと正座して立った時のような

鈍い感覚と痺れを感じつつ、

オルガンの方(何故か首は動いたんで)を見ると、

そこに二人の老婆の顔が。

一人はボサボサの白髪頭で山ん婆みたいな老婆、

そしてもう一人はそれより小さい老婆というには若々しい感じの老婆でした。

不思議にその老婆達に対する恐怖はありませんでした。

(理由は後ほど)

彼女達は私に色々と祖母が孫に言い聞かすように説教しました。

(その内容は忘れました(罰当たり(笑))

始めのうち私はその説教に返事を返したりして神妙に聞いて

(昔はばあちゃん子だったんで)たんですが、

流石に疲れて正面に向き直りました。

すると目の前がパッと白くなったと同時に息が出来なくなりました。

その時の私は、てっきり弟がふざけて乗っかった

(人の気配はなかったけど重さがちょうどそんな感じに似てた)

と思い「おい!M(弟の名前)テメェッふざけんじゃねー!

(スイマセン口悪くて(爆))」

と叫ぶとフッ…と目の前が暗くなり同時に飛び起きました。

そこには当然私一人…。

目の前の窓の暗闇が妙に不気味に思え

「きっと悪い夢に違いない!とっとと寝ぇーちゃお

(この辺お気楽な性格な私らしいですが)」

と、また布団に潜り込みました。

でも…それからなんですよねー霊感が働き始めたの。

(見るより感じる方が多いです)

だって余り恐怖感じなかったのも今思えば白髪の老婆って

実はまだ妹が生きてた時向かいに住んでたお婆さんで、

見た目怖い感じの人だけどすごく私達兄弟、

特に死んだ妹を可愛がってくれた人で、

そのお婆さんが亡くなってからすぐ妹が病死したんで大人達が

「お婆ちゃん、寂しくてHちゃん(死んだ妹の名前)連れてちゃったんかなー?」

って言ってた位だったから。

そして自分の感覚ですが、もう一人の老婆は

自分の守護霊っつー感じだったんです。



   



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