怖い話朱い塚-あかいつか-

セピア色の景色

投稿者:源さん




今年の七月中頃の事です。

大学はテスト週間で、いつもより早く帰る事が出来ました。

伸びをしながら駐輪場へ向かい、バイクに乗り帰途につきました。

途中、ふととある路地に目が行きました。

「こんな道あったっけ?、ちょっと寄り道してみるか・・」

そう思い、路地に入っていきました。

石垣と垣根に挟まれた狭い道で、まるで幼い頃に走り回った

路地を思い浮かべるような場所でした。

どれくらい走ったでしょうか、まったく先が見えてこないのです。

ずっと石垣と垣根に挟まれた道でした。

「おかしいな・・・かなり走ってるが・・」と思っていると。

突如、目の前に何人もの子供が現れました。

驚き、ブレーキをかけると。

子供は自分を見て「わあーーーっ」と逃げて行きました。

「なんだあ、あのガキは、今ごろチャンバラして遊んでるなんて、

古いねえ〜」と思いつつ、発車。

しばらくすると、また子供が・・・今度はママゴトをしているのです。

クラクションを鳴らすと避けてくれたので、今度は止まらずに通過・・

「今度はママゴトか〜珍しい事だ」と思いつつも

走っていましたが、出口は見えません。

「変だ、どうもおかしい。」

そんな考えが頭から離れなくなりました。

また、人に出会いました。

今度は洗濯をしてるオバさんでした。

バイクを止めて道を尋ねようとした時です。

オバさんから話し掛けてきました、

「ちょと、お兄ちゃん。こんな路地にバイクで入ったら危ないじゃないか。」

自分「はあ、ごめんなさい。つい見なれない道を見掛けたもので・・・」

オバさん「そうかい、まあ構やしないけど、子

供に気をつけておくれよ。この先を右に曲がりな、

そうすれば国道にでるから。」

オバさんは、そう行って家に入っていきました。

再び走りだし、T字路にさしかかり、右折すると国道に戻れました。

その後は無事帰宅。

しかし、思い返してみれば妙なのです。

遊んでいた子供の服装・・・・まるで昭和3、40年代の服でした。

洗濯をしていたオバさんの服装も、洗濯機も、現代の物とは思えません。

次の日・・・学校帰りに昨日の路地のあった所に行きました。

しかし、そこに路地は無く、ただの民家でした。

不思議な空間でした。



   



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