怖い話朱い塚-あかいつか-

親戚のおじさん 猫

投稿者:はっさんさん




もう20年以上前の古い話です。

親戚のおじさんにまつわる、いくつかの話をお伝えしたいと思います。

親戚の家は私の家の前に住んでいました。

その家で飼われていた三毛猫、「ミーコ」が今回は主役です。

ミーコは、なかなか人になつかず、「餌をくれる人にしかなつかない」ような、

かなりわがままな猫でしたが、毎日その親戚の家の玄関で

うずくまって寝ていたりしました。

みんなそれなりにかわいがってはいたと思います。

そのミーコが、ある日を境に姿を見せなくなりました。

2つ年下のいとこ、Sちゃんと一緒にそこらじゅうを探しましたが、

見つかりません。

ミーコが姿を見せなくなってから数日たったある日、、

親戚のおじさんが自分の仕事場、

ダンボール工場でダンボールの束を担ぎ上げた瞬間、

そのまま倒れ、帰らぬ人となりました。

脳溢血だったかと思います。

その親戚の家では当然のことながら通夜、葬式と大騒ぎとなり、

ミーコの事などみな忘れているような状態でした。

そして大騒ぎの日々をすごし、初七日の日。

ミーコがその親戚の家に帰ってきました。

何が起きたのか、体中血だらけで、びっこを引いています。

歩く後に血の足跡が残るほどです。

親戚の家のみんなが家から飛び出してきて、

「ミーコ!ミーコ!」と呼びますが、

暖めた牛乳などをあわてて与えようとしたりしましたが、ミーコはまるでそれが

聞こえない、見えないかのように親戚の家の前を素通りし、

家の横にある、ダンボール工場によろよろと入っていきます。

みんなしきりに名前を呼びながらミーコを追いかけます。

そして。。。。

親戚のおじさんがダンボールの束を担ぎ上げてなくなったその場所に

たどり着いたとき、ミーコは「バタッ」と言う音を立てて倒れ、

そのまま亡くなりました。

猫はよく、「人ではなく家になつく」と言われます。

でもこの話を思い出すたび、「猫も人になつくんだなぁ」と思ったりします。

「親戚のおじさん」が亡くなった後、本当に様々な『現象』が起きました。

それはまた後ほど投稿させていただきたいと思います。



   



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