怖い話朱い塚-あかいつか-

おじさんち

投稿者:ちちゅさん




毎年、夏になると、海の近くに住んでいる、

おじさんの家に、良く遊びに行った。

歳の近い、いとこがいたので、昼間は、海で思いっきり遊び、

夕方は、カブトムシなどを追いかけまわし、

夜は、いとこたちと一緒に、泥のように眠った。

夜中に、トイレに起きだす事などなかったと、記憶している。

いつだったか、おじが、私のうちに遊びにきたとき、

子供のころの、思い出話になったことがあった。

お酒を飲みながら、「つくだ煮が出来るほど、一杯、

カナブン捕まえて、遊んだねぇ。

海で、ばか貝(青柳のこと)拾って、その場で剥いて食べたの、

おいしかったなぁ〜!!」

などど、話していると、突然おじが声をひそめて・・・・・。

「なァ・・・・今だからいえるがな、お前が、

子供たちと寝ていたあの部屋、『出た』んだよ・・・・これが・・・・・」と、

前に手を垂らし「幽霊」お決まりのポーズをとった。

「子供たちや、お前が、寝たあと、子供の話声がするんで、

夜中に、何度か見に行くんだよ。

でもな、みな、遊びつかれて寝てるんだな。

気のせいだと思って、居間に戻ってしばらくすると、

けらけら、楽しそうな子供の笑い声が聞こえてなぁ・・・・・。

起きてるんか、と思って覗くと寝てる・・・・。

何回もあってなァ・・・・お前が、怖がるといけないから、

子供たちに『話すな!!』って口止めしてあったんだ。」

という話だった。

(いとこたちは、それを知っていたそうだ^^;;;;)

「別にそれ以上のことは、、何も起こらないから、

気にもしなくなったがな、引っ越してきた当初は気味悪かった。」そうだ。

おじは今でもその家に住んでいる。

子供の声は、今でも聞こえるという話である。


   



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