怖い話朱い塚-あかいつか-

夢に出てきたモノ

投稿者:愛さん




昨日、不可解なことがあったことを思い出したので、

ここに来させていただきました。

私は普段あまり夢を見ない性質なんですが、

その日に限ってリアルな夢を見たので、

鮮明に覚えています。

その夢というのは、友達に話したら引かれてしまう程の、

(実際引かれました)怖い夢でした。

気付くと私は、夜の施設のようなところで子供をあやしていました。

(私はまだ高校生ですが、夢の中ではもう少し

大人だったような気がします)

子供が寝たのを見届けて、自分も寝ようとした所、

物凄い音がして、気付いたら違う場所に立っていました。

果てしなく長く続く暗い廊下の向こうで、子供の悲鳴が聞こえました。

(悲鳴というより、絶叫に近かったような気がします)

私は助けに行こうとしましたが、何故か足がすくんで

動けませんでした。

子供の悲鳴は雷の音にかき消されて、

だんだん小さくなっていきます。

すると下の方から『こわいよ…』という声がしたので、

下を見ると子供がしがみ付いてきました。

私はやっとのことでその子供を背負って近くの部屋に逃げ込み、

鍵をしめました。

部屋には小さなベットと、床に人形が転がっているだけの

殺風景な部屋でした。

私は男の子を抱きしめて、ベットにもたれるようにして、

ドアの方を睨んでいました。

『あいつが来るよ…』

そう言った子供の声の質から、体温とか、

何もかもがリアルでした。

ドンドンドンドンドンドン!!!!!!!

静かな部屋に物凄い音が響き渡りました。

時々稲妻の光で照らされるドアが、

軋んでいるのが分かります。

私は必死で子供の頭を撫でながら、ドアを見つめます。



ドアの向こうが一瞬静かになりました。

『助かった…』

ガッ!!

ドアに刃物が突き立てられました。

私は恐怖のあまり身体が硬直するのを感じました。

ギィイイィ〜

半壊したドアが軋んだ音をたてて開きます。

何か黒いものを目の端で確認したところで、眼が覚めました。

身体中に汗をかいていて、すごく寝苦しかったのを覚えています。

それから中々寝付けなかったので、ベットから起き上がり

階下へ降りて行って水を飲んでいました。

幸せそうに眠っている猫を確認して、二階へ行こうとすると、

かすかな音が聞こえました。

猫のいびきか何かだろうと思った私は、あまり気にも留めずに

二階へ上がって床に就きました。

たったそれだけなんですが、普段夢なんか全く見ない上に、

子供に関する夢ということもあって、不可解な印象を受けました。

それに、今思い出して見ると、水を飲んだ後

二階へ上がる時に聞こえた幽かな音は、

子供の声のようにも思えます。

やっぱりあの夢は、何らかの関係があるのでしょうか??

また何かあったら、報告しに来ます。


   



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