怖い話朱い塚-あかいつか-

怖い話というと…

投稿者:まゆさん



高校1年生のある雨の日、母が電話でいとこの

伯母ちゃん(母の姉にあたる人)と、

「自分の子供なら間違った事してたら

たたく事もできるでしょう!?」と怒りながら

話しているのを聞きました。

どうやら電話の向こうの伯母は、叩いたりなんかできない、

と話しているようでした。

ため息をつきながら電話を切った母に、

「どうしたの?」と聞くと、いとこ(Kちゃんとします)

が付き合ってる男の人と、無断外泊を

繰り返していると言う話でした。

外泊してもいいからせめて連絡しなさいと言っても

聞かないと…。

私は話を聞いて、「言うこと聞かん時には

叩くのもアリやけどなあ」と答えました。

すると母が、

「自分の子じゃないから叩いたりできないのかもねえ…。」

「えっ!?どういうこと!?」

私には寝耳に水の話です。

うちの家は珍しく父同士・母同士が兄弟姉妹で、

その分子供同士も兄弟同様に育ってきました。

そのいとこのお姉ちゃんが

伯母ちゃんの子じゃないってどういうこと!?

そう問いかけると母は、

「知らんかったん?」

と逆に意外そうです。

「知らんよそんなん!どういうこと!?」

…そして母は、伯父はもともと違う女の人と

結婚していたと言う事。

仕事で伯父は出張が多く、最初の奥さんは

いつも寂しそうにしていたと言う事。

そしてとうとう浮気をしたが、その人にも捨てられ

自暴自棄になってKちゃんをおいて自殺してしまったという事。

その後伯父は、実家にKちゃんを置いて

働いていたと言う事。

そして、その頃伯父の弟(私の父)と結婚していた母は、

自分の姉(伯母ちゃん)を紹介して今に至る、

ということなどを話し始めた。

「そんなん初めて聞いたよ!知るわけないやん!」

「…だってあんた小さい時から、

「私とKちゃんと大きいお姉ちゃんの3人で遊んだ」

ってよく話してたやん。」

確かに私にはそういう記憶があります。

私の親戚は盆正月になると父の実家に集まります。

小さいころは、誰がどういう関係の人か、

どの子が誰の子か、何てこともわからずに接していたのですが、

お父さんの実家に行くと、いつも私とKちゃんと、

ちょっと大人のお姉ちゃんの3人で、

かくれんぼをしたり鬼ごっこをしたりして遊んだ記憶が…。

でも、成長して改めて考えてみても、

そんなお姉ちゃんなんか、親戚にも近所にも

どこにもいないのです。

その後時々思い出しては、

「あのお姉ちゃんはどこの人やったんかなあ?」

と両親に尋ねることがありましたが、2人とも

「さあねえ」というだけでした。

そして母は、

「あんたは知ってて私らにカマをかけるつもりで

話してるんやと思ってた」

そんな小さいころから、そんな頭が働くわけない!

「だからお母さんは、あんたがその話をするたんびに、

もしかしてKちゃんのほんとのお母さんが出てきて

遊んでるのかなあって思ってた」と…。

あなたにはありませんか?

小さいころに、今考えると知らない人と遊んでいた

と言う記憶が…。

   



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