怖い話朱い塚-あかいつか-

帰り道での出来事

投稿者:GT−Rさん



友人3人とクルマでキャンプに行き、その帰り道でのことです。

クルマは3列シートの四輪駆動車で、

3列目のシートを倒してテントやシュラフ、

ザックやクーラーボックスを積んでいました。

郊外の道を走らせていた時、

ルームミラーに何かが映りました。

何だと思い目を凝らしたとき、ガラガラと音をたてて

積荷が崩れたのです。

まるで誰かがわざと崩したように。

やむなくクルマを路肩に停め、リアハッチを開けて

積荷を直していたときです。

積荷に、いくつも濡れた小さな手形がついています。

(キャンプした河原で悪ガキがつけたか・・・

いや、あそこに子供はいなかったし、

第一ここに来るまでに乾いてなきゃ変じゃないか・・)

そう疑問に思ったとき、両足首を誰かが掴んだのです。

思わずビクッとしましたが、そういうことをするのは

いたずら好きのAクンと思い

「何すんだA、びっくりするじゃ・・・」

振り向くと誰もいません、当然です、

車内には3人ともいるのですから。

「なんで・・・」

とつぶやいた瞬間、足をもの凄い強い力で前に引っ張られ、

バンパーに体をぶつけ地面にあおむけに倒れてしまったのです。

驚く間もなく体は車体の下(結構車高が高いです)に

引っ張り込まれました。

そして私が見たものは・・・。

私の体に無表情で覆い被さる5歳ぐらいの男の子。

デニムの短パンのほかは何も着ておらず、

それも体もびしょぬれ。目は開いていますが、

黒目が異様に大きく不自然な形をしていました。

そしてその子はニタッと笑いこうつぶやいたのです、

「連れて帰ってくれるんね・・・」

「知らん、お前なんぞ知らん、消えくされ!」

必死でそう念じると、ふっとかき消えていきました。

PS 友人達は、積荷が崩れる直前から、

3人とも小さな手に首根っこを掴まれて

金縛りにあっていたそうです。

また、キャンプした地点の上流で、

前日に子供が水死していたそうです。



   



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