朱い塚-あかいつか-

つけてくる人

投稿者:かっぱっぱーさん




僕はアルバイトの都合で夜中に外に出ることが多かったのです。

ある夜からでした。

歩いている僕の後ろに人の気配を感じるようになりました。

もちろん振り返っても誰もいません。

最初は気のせいだと思っていましたが、 1ヶ月近くも続いたので

さすがにこれは何かあると思いました。

歩いているときは常に後ろを気にしていました。

そんなある日の事です。

僕はアルバイトに遅刻しそうになったので近道をすることにしました。

その近道は暗いし、川の側を通ることになるので避けていたのですが、

遅刻したくはなかったので通ることにしました。

しばらくして後ろの気配が気になっていました。

その日はあまりにも気配が強く、どんどん近づいてくる感じがしました。

こういう場合、取るべき手段は三つ。

1.走る

2.振り返る

3.あくまで無視

僕はこのとき2を選びました。

振り返った瞬間、明るい光を感じました。

自動車ではありません。

光が消えて行くとき、僕の3mくらい後ろに足だけがありました。



足は分解されていくかのように上の部分から無くなっていきました。

その日から夜出歩いても、人の気配は感じなくなりました。


   



朱い塚-あかいつか-