朱い塚-あかいつか-

老人ホーム

投稿者:HUNGさん




私は数年前ボランティアのようなものをしていて、

この話はある老人ホームに団体で行ったときのことです。

その老人ホームは、一階建ての細長いつくりでした。

中には、部屋がたくさんあって、お年より達が住んでいます。

私達はいくつかの班に別れて、 各部屋に遊びに行くことになりました。

私の班は一番奥の部屋に行くことになりました。

一番奥の部屋の前に来たとき、急に嫌な感じがしたのです。

当時、私は多少の霊感があった様なのですが・・・。

でも、行かないわけにはいかないし、 みんなは平気そうなので仕方なく、

入ることにしました。

その部屋はベッドが二つ手前と奥にあり、 奥のベッドにだけ、

おばあさんが座っていました。

部屋の中に入ると、突然 私の足が重くなったのです。

一歩・・・二歩・・・ 歩くごとに足は重さを増し三歩目にとうとう足は動かなくなりました。

ちょうど、空いている手前のベッドの真横です。

・・・そして、私はその誰もいないべッドの上に何かいるのを感じたのです。

怖くなった私は力を振り絞り、 足を引きずるようにして部屋から逃げました。

みんな、不思議に思ったことでしょう・・・。

その後、私はロビーで休んでました。

その時、うちのリーダーとホームの人が話してるのをたまたま、聞いたのです。

ホームの人「今日は来て頂いて本当に有難うございました。

本来なら園長自らがお礼を言うところですが、

あいにく 園長の方が急用ができたもんですから・・・。

じつは、一番奥の部屋のおばあさんが今朝、

急に亡くなりまして その人の家に行ってまして・・・。」

一番奥の部屋・・・?

そうです、私の足が動かなくなった、

あの空きベッド そこにいたおばあさんは その日の朝に亡くなっていたのです。

でも私は確かに感じました 。そのベッドに何かがいたのを・・・。

もしかしたら、 そのおばあさん 私達が来るのを、

楽しみにしてたのかもしれませんね。

   



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