朱い塚-あかいつか-

シャワー

投稿者:contaさん



僕の知らない女性」で話したkが僕のその頃の部屋に

「もう2度と行きたくない」

と言わしめた彼の2度目の体験です。

例によって2人で部屋で呑んで眠りにつき明けた朝の事です。

その日は会社で前の晩風呂にはいらなかった僕は起きてシャワーだけでも浴びようと

少し早く目覚ましをセットしました。

kもその事は知っていました。

ジリリリリ!

という音でkは目覚めたんですが眠くて目を開けなかったそうです。

しばらくして彼の横の僕の寝ているベッドで人の動く気配がして目覚ましが止まり人が起きる様子。

ベッドに腰掛け、

「ふ〜う」

とため息。

やがて立ち上がりkの顔のすぐ横の畳を踏み

(そのとき畳ですからほんの少しだけ沈むのがわかったそうです。)

浴室へと向かったそうです。

「ぎりぎりまでねていよう。」

そうおもったkは僕が起きたのを安心してまた眠ったそうです。

我々はその日大遅刻で上司にくどくど説教されました。

しかしそんな説教も我々の耳にははいりません。

あの後先に起きたのはやっぱりkだったんですが時計とベッドに寝たままの僕をみて

「なんでシャワー浴びた後また寝てんすか!10時っすよ!」

僕は夢遊病ではないし寝ぼけて起きる事もありません。

そのうえ目も悪いため人の顔の近くにベッドから足をおろすなんて絶対に考えられないのです。

そのことをkに伝えると

「シャワーの音聞こえた気がするんですけど・・・」

結局確かめる勇気が無くぼさぼさ頭で会社にいきました。

浴室が濡れていたら僕は2度とその部屋にはかえれなかったでしょう。

kは2度と部屋にはきませんでした。

外で呑むと高く着くんですけどね〜。

   



朱い塚-あかいつか-