朱い塚-あかいつか-

何もいない

投稿者:ひろこちゃんさん




ワタシがまだ10代の頃の話。

たしかあれは、19歳の夏。

ワタシは金縛りに合う時かならず

テレビの砂嵐のようなザーザーって音がするんです。

疲れで金縛りみたいになる時も聞こえます。

ですから、気合をいれてウンッ!!と

体勢を替えれば砂嵐も金縛りもおさまる事もあります。

でも、その夜は違った。

砂嵐の音はいつもよりひどく、まるで耳元で

台風がうなってるようにザザァーザァーザーとなってました。

寝ていたワタシもさすがに起きて何だぁ?

と思っているとワタシのわき腹の横らへんに

ズサッズサッと重みが。

まるで寝ているワタシをまたいでるように

両方に重みが感じれました。

「ウワァー。

なんだろーこれー?」

初めての経験でよく分からなくて、

とにかくいつも通り金縛りおさまるの待ってようと思ってたら、

急に首をギュッとしめられワタシはビックリしました。

首を締めてるのは手なのか何なのか形状は全く分からない。

ただ、燃えてるように熱い。

心の中で

「うわー。ごめんなさい。

ごめんなさい。助けて」

とひたすら謝ったり、助けを求めたり。。。

最初は怖くて目をつぶってたんですが 今後のためにも(?)

これは是非ワタシの首を締める奴を

見ておこうと思いワタシは目をあけました。

何もいない・・・

首は締められてる感覚もある。

シッカリ両脇に重みも感じる。

普段は見えると怖いと思うのに。

この時は何もいないという恐怖にかられました。

こんな近くにいるはずなのに、何もいない。

スゴク怖かった(涙)。


   



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