朱い塚-あかいつか-

こっち向け。

投稿者:ひろこちゃんさん



友人Sのお話。

友人のSは友達と4人(女二人、男二人)で

結構有名なスポットでつぶれたペンションに行こうと、

車でペンションに向かいました。

山奥の中にあるので着くまでみんなでお話したりして、

やっとペンションについたのですが、

他の3人は怖いから行かないと言い始たそうです。

Sは行きたい気持ちはあるのに一人ではイヤだ、

そう思ってる時にペンションから一組のカップルが楽しそうに出てきたそうです。

よく見れば前に車が一台止まってる。

これはチャンス!

と思いそのカップルにSは一緒にペンション見て下さいとお願いし、

カップルは快くいいですよと一緒に行ってくれたそうです。

・・・・全然怖くない。

そりゃーカップル楽しそうに出てくるわと思ったそうです。

じゃ、帰ろうかとカップルにお礼を言い、

帰る方向が一緒だったのでカップルの後ろを車で追いかけてました。

途中で道が二手にわかれるところでカップルは右、

Sは左だったのでここで分かれると思った矢先に、

「ドカン!ガッシャーン!!」

とでかい音。

前のカップルの車がちょうど分かれ

道の真中に突っ込んでしまったのです。

車も結構潰れてしまい、カップルは出血がひどそう。

なので、Sは車を止め二人をとにかく助けだそうと皆に言いました。

一人の女の子が何を感じたか知りませんが、

「イヤ。ワタシ絶対外出ない。」 って言って聞きません。

仕方なく3人で助けてる途中にもう一回その女の子の所にSが行って

「オマエが手伝えばもっと早く助けられるんだよ。」

と言ったのですが女の子は頭を下に向け、顔を手で覆ったまま、

「イヤ!絶対に絶対に出ない!!」

って言いました。

なんだよ!と思いながらSは作業に戻りました。

何とか二人を助け出し、病院などに連れていったり、

何かと色々やらされてやっと帰り。

Sが女の子に 「オマエなんで手伝わなかったんだよ?」

って聞きました。

女の子は 「だってね、最初は雰囲気で出たくないなぁって思ってたの。

そのあと車の中に いてやっぱり手伝おうかなって思ったんだけど、

『おい、おい』って声が聞こえた からSが呼んでるって思って、S達の方向いたらさ、

何かおじさんが作業してるS達の真横に立ってS立ち見ながら

『おい、おい!こっちむけよ。なぁ、こっちむけ!』

ってずっと言ってたのよ。 ワタシ怖くなって何もしたくなかった。」

「・・・・・・・・・」

後に分かったのですが、 そこは事故が多い事で有名な道だったそうです。

そこで事故でなくなったおじさんなのか。

まさか、あのカップルは道連れにしようと

おじさんが事故に合わせたのか・・・

おじさんは、今でも呼んでるでしょうか。 おい、おい!と・・・

   



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