朱い塚-あかいつか-

森の夜

投稿者:ひろこちゃんさん



19歳の夏のお話。

私は専門学校の生徒全員参加毎年恒例の夏のイベントに参加するために、

場所はどこか忘れてしまったのですが

、山の奥にあるロッジに行きました。

朝学校に集合、バスで現地まで行きました。

昼頃現地には着き、まず自分達のロッジの確認と、

ダンスの練習(ダンスの専門学校に行ってたため。)、

他の生徒さんは一生懸命舞台を設置しており、

夜、ダンスと音楽のイベントが始まり、大盛り上がりの内に終わりました。

もちろん、夜は皆すぐ寝るはずもなく大騒ぎ。

そんな中、私と友達Mちゃん(私の話に何度か出てる親友)、

Aちゃん、Cちゃん と4人で少し部屋でゆっくりとしてました。

私はトイレにいきたくなり、Mを誘って二人で少しロッジから離れたトイレに行きました。

トイレを済ませて部屋にもどってドアあけようとした時。

ガチャガチャ。ガチャガチャ。

ドアが開かない。

鍵閉めたんだなと思い、ノックして開けてもらいました。

「何で鍵かけたのー?いやがらせー?あはは。」

「えぇ?私達鍵なんか閉めてないけど・・・

そっちが鍵しめて出ていったんじゃないの?」



「え?鍵そこにあるじゃん・・・」

「・・・・・・」

「まぁーまぁー気にすんなって!あはははは!!」

半ば強引に面白い方向にもっていき、気のせいで済まそうとしました。

だが、数分たってから。。。

カチッ カチッ カチッ と、音が聞こえるので、

何だろうと思い部屋のすみずみを見てました。

そして、ドアを見た時に目を疑いました。

「あっ!鍵が少しづつ動いてる!!!」

3人同時にドア方向を見ました。

一瞬の無言・・・

「キャァーーー!!!!!」

4人一気に部屋から走りだし、とりあえずキャンプの調理場のようなところに出ました。

「何だったんだろう・・・あれ、何だったの?」

錯覚かもしれない・・・でも、3人同時に同じ錯覚を起こすだろうか。

多少霊感のある私と、霊感の強いMちゃんで

少し様子見てくるかと戻ったのですが、何も感じない。

調理場にもどって、皆で少しお話して、

どうしよっかぁ・・・と話してた時。

広場の方からつきささるような視線。

調理場の先は広場になってるのですが、広場は森に囲まれていて、

森の奥のほうまでは行けなくなってました。

Mちゃんが私をひっぱり、

「ねぇねぇ!ひろこあれ!あれ!」

と指を刺すのでその方向を見て見ると

ものすごく険しい顔をしてこちらを睨んでる男性がいるのです。

全体的に少し白っぽい感じ。

目が釘付けになりました。

Mちゃんと二人でちょっとそばに寄ってみようと、少し歩き出した時、

左の方にもう一人女の人がいるのが分かりました。

やはり、女の人も険しい顔してこちらを睨んでる。

「これ以上行くのはやめよう。。。」

他の二人は何?何なの?とおびえてるし、

何か楽しいお話でもして他の部屋の友達のところ行こうとちょっと話してると、

大勢の人が(15人くらい)が調理場に集合してきてその場が少し和みました。

話を聞いてると肝試しに行ってたらしい事が発覚。

全然怖くなかったよ。

暗いだけだったね。

先輩転ぶんだもん!あはは!

みんな口々にそんな事を話してたので少しホッとしました。

けど、一人の肝試しに行ってた友達Eちゃんが、

「あのね、アタシ先輩と二人で一番後ろにいたんだけどね、

先輩って全然怖くないみたいで、

何か歩くの遅いからさ、二人じゃ怖いから

アタシ前にいた子達と途中から一緒に歩き始めたのね。

少し離れて先輩が後ろに歩いてたんだけど、一人で大丈夫かなぁ?

って思って後ろみたら先輩の横知らない女の子歩いてたんだよ。

でも、先輩は全然分からないみたいで歌うたいながら歩いてんの。

アタシ怖くって、友達両脇にはさんで歩いちゃった。」

「!!!!」

実は・・・とEちゃんにもさっきの話をしたら、

ビックリして再び怖くなり、私達は朝まで先輩の部屋や、

友達の部屋を徘徊し、 怖さをまぎらわして、

空が明くるくなった頃に寝ました。

   



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