怖い話朱い塚-あかいつか-

神経痛

投稿者:ややさん




私は現在看護婦をしていますが、これはまだ学生の頃の話です。

その頃病院実習の真っ最中で、

連日夜中まで起きてレポートを書いていました。

その日は、外科病棟でのはじめての実習日のレポートを書いていました。

午前0時を過ぎて、翌日の事前学習をはじめた頃、

右脇が少しチクチクしてきました。

そしてそれは少しづつ、ズキッとした痛みへと変わってきました。

ただずっと痛いわけでなく、時々痛いだけなので、

その夜はそのまま寝ました。

次の日もその痛みはすこしづつ強くなり、

実習中思わず胸をおさえて座り込むほどになり、

とうとう早退させてもらうはめになりました。

家に帰った私は、母に連れられ病院にいったのですが、

首をかしげていた医者の診断は『肋間神経痛』。

それを聞いた母は、病院を出たその足で、

よくお世話になっているお坊さんの所へ、私を連れていったのです。

そして、そのお坊さんは私を見るなり、

「大きなおじいさんをつれてるね。」

といったのです。

「最近胃を悪くして、亡くなった人を知らないか?」

そう言われて母は首をかしげていましたが、私はある情景を思い出しました。

それは外科実習初日の朝、看護室のとなりの部屋で

偶然見てしまった、男性の布団からはみでた足。

血の気の失せたその足は、私達が来る少し前に亡くなった、

胃ガンの男性のものだとあとで知りました。

その時私ははじめて目にしたご遺体に、ベッドから足が出るなんて、

あの年代の人にしてはめずらしく大きいなぁ・・・

なんてのんきに思ってしまったのです。

お坊さんいわく、

「ややちゃんが意識したから、ついてきてしまったようだよ。

たまたま波長が合っているようだしね。」

とのこと。

早速除霊をしてもらいました。

その時私はじっと身動きせず座ってたつもりでしたが、

母が言うにはかなり私の体はゆれてたそうです。

その後痛みは、うそのように薄れました。

でもそれをきっかけとして、現在も時々軽い肋間神経痛がおきます。

・・・こんなおきみやげ、いらないのに・・・。




   



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