怖い話朱い塚-あかいつか-

“ほこら”からきた家族

投稿者:まいこさん




私の体験談です。

15歳になった誕生日、母から

「あんたももうおっきくなったから言っちゃおうかな」と、

3歳になるかならないかの私に起こった

不思議体験を聞かされました。

最初は母のうそかと思ったのですが、父も困った顔をして、

「本当だ」というのです

話はこうでした。

私は神奈川県の逗子市で育ちました。

ある夜、2階の部屋で寝たはずの私は、

両親が起きている1階へ泣きながら降りてきました。

母が泣き止まない私を2階へ連れて行くと、

部屋の四隅のうちの天井に近い、

窓側の1箇所をしきりに指差したそうです。

次の日も、また次の日も・・・

同じように泣きながら1階へ降りてくる私。

あるとき、急に私の態度が変ったそうです。

「あのねー、私なぁ〜んでも知ってるんだから!」と、大いばり。

あまりに自信満々なので、不思議に思った母がいろいろ聞いてみたところ

「教えてもらってるんだ」

「誰に?」

「あのねー、いつも“ほこら”からくるの」

「誰が?」

「おばさん、あと、家族もいるんだよー」とのこと。

“ほこら”だなんて言葉、こんな小さなこが知ってるのも変、

いつも指差してたあの場所に、本当に誰かいるのかもしれない・・・。

と、心配に思った母は、知り合いのツテで探した

霊感の強い人に相談することにしました。

しかし、“小さい子供はいろんなものが見えることがある”

“土地柄、霊が多い”

という情報ぐらいしか得られなかったそうです。

その後も、同じようにやってくるという見えない家族・・・

母の心配も高まるいっぽうでした。

そんなある日、私の寝る部屋の隣の、父と母の寝室にて。

仕事の合間、仮眠をとる事にした父がふと目をあけると、

足元に長い髪をして着物のような

浴衣のようなものをきている女性が立っていたそうです。

「こいつか!」とすぐに思った父は

「毎晩、娘のところにやってくんのはおまえだろ、もう来るな!!」

といったそうです。

女性は、何もいわなかったのですが、

父は激しい怒りのような悪意のような、

ものすごいマイナスの感情を女性から感じ、

“よくないやつ”だと思ったそうです。

その瞬間、周りにあった置物や時計、

いろんな物がぐるんぐるん部屋中をとびまわりはじめたというのです。

「部屋からでないと、やられる!」と思った父は

必死で床を這いながら、ふすままでたどり着き、

やっとのことで開けました。

・・・・はっと目を覚ました父。

全て、夢だったそうです。

ところが、父がそんな夢をみてから、私は夜中に泣いたり、

ほこらからやってくる人の自慢話などすることもなくなり、

両親が聞いても、いなくなったと答えたそうです。

神奈川県は心霊スポットも多いとききます

もう25歳ですが、私は思えば、

小学生の高学年に上がったころまではやたらと“デジャブ”を

経験していました。

霊感というものがホントにあるのなら、

霊感が少しあったのかも知れません。

2つの要素が重なり合って、

あんな出来事が起こったのでしょうか?

「ほこらからの家族」あまりに作った感じの話で、

聞いたとき半信半疑でしたが、

親が子供にそんなウソの話をつくほうがよっぽど変なので、信じています。

ただ、信じてもらえないだろうし人には話しません。

これが初めての告白です。

いかがでしょうか?




   



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