怖い話朱い塚-あかいつか-

小さな男の子

投稿者:裕之様の野望さん




今回は小学校の頃、体験したことを投稿します。

あれは確か小学校3年生の夏休みの頃だと思います。

その当時外で遊ぶのが大好きだった私は

朝早くから日が暮れるまで虫取りなんかをして遊んでいました。

ずっと家の周辺で遊んでいたのですが、

たまには場所を買えて遊ぼうと思い、

一度も来たことのない公園が見つかったので

そこで遊んでみることにしました。

人気が無く、寂しい公園だと最初は思っていましたが

遊んでいればそのうちに気にしなくなるだろうと思い、

サッカーボールを適当に蹴って遊んでいることにしました。

しばらくして後ろから公園の片隅から

ずっとこっちを見ている小さな男の子に気がつきました。

「いつからあんな所にいたんだろう」と不思議に思いましたが、

気にせず遊んでいました。

日も暮れ始めたので帰ろうとしたところ後ろから腕をつかまれました。

私は驚いて後ろを振り返ってみると腕を掴んでいるのは

先ほどから私をずっと見ていた男の子でした。

男の子は寂しそうに
「一緒に遊ぼう」と誘ってきたのですが、

私は「もう遅いから」と言ってつかんでいた腕を

放してそそくさと家に帰りました。

その晩床についたのが夜の10時頃だったのですが、

なかなか寝つけず気がついたら

時計は午前1時半を指していました。

私は仕方なく1階に降りて水を飲んで寝ることにしました。

水を飲んでしばらく1階で本を読んでいたのですが2時近くになり、

明日起きれなくなるからもう寝ようと思って

トイレに行ってから寝ることにしました。

洗面所で手を洗っていると廊下から人の気配を感じて

「誰か起きてきたのかな」と思って鏡を見ると

小さな男の子が映りました。

その子は夕方公園であったあの子でした。

鏡に映っている男の子は私に向かって

「お兄ちゃん、遊ぼうよ」と言いました。

私は悲鳴を上げて2階に駆け上りました。

その晩、一晩中眠れず翌朝は睡眠不足で朝を迎えました。

その日は1日中ボーっとしたままでしたが、

一つだけ頭にはっきりと覚えていることがあります。

それは夕方に公園であの男の子の顔です。




   



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