追われる

怖い話

追われる

投稿者:あるさん


わたしは小さい頃から霊感があるらしく、話すのが2回目以上になりますが、

まだまだたくさんありすぎます(汗)

これは、おばあちゃんと母の兄と母とわたしで旅行にいったときのことです。
旅館で1日とまったあと、次の日に、
滝を見に行こうということで、母と私だけで滝に行きました。
滝に行くまでのコースの入り口の門には、
あやしい七福神の悪魔みないな(謎)

きもちわるい人間かもわからないような絵が書いてありました。

もともと山が多いところだし、 坂道が多く、
だれも住んでなさそうな、古くて屋根がこわれかけている
小さい空家がたくさんありました。
そのなかで気になったのが滝に行く途中
坂道に古い地蔵があったことです。

滝でだれかが死んだのか・・?と思いながら、進んで行きました。

とても急な坂で昨日は雨もふっていたので、すべって足をふみはずしたら、

転落して死んでもおかしくないような感じでした。

岩肌がとても赤く、血を連想してしまいそうでした。
「ここで飛び降りたら死んじゃうのかなぁ・・」

「そりゃ死ぬでしょ。」
「死んだ人いるのかなぁ・・」

「いるわけないじゃない。」
わたしは母に何度も質問しました。

その時、急に体が暑くなって倒れそうになりました。

なんだろう・・思った瞬間。

滝の上から誰かが飛び降りた気がしました。

「ねぇ、今・・」 わたしは母に聞きました。

「なに?え?そんなのなかったよ」
母には見えなかったそうです。
すると、なにかが下から這い上がってきました。

すごく早いスピードで追いかけてきます。
わたしは母の手をひいて急いでで旅館の玄関まできました。
うしろをふりかえるとまだ追ってきます。

とうとう旅館のなかまでついてきました。
エレベーターのなかにも廊下にもついてきます。

部屋にはいって勢いよくドアをしめました。

「はぁ・・」
とうしろをふりかえってみると・・ まだいました。

勢いよくダッシュでたたみの部屋(ふすまがある)にかけこみ、

急いでふすまをしめました。 もう入ってきていないようです。

そのことを霊感のある母の兄に話すと、 おばあちゃんも母も笑っていましたけど、

母の兄は真剣に聞いてくれました。

ふすまの向こうにはなにかまだ気配が感じていましたが、わたしが忘れかけていて、

気付いた頃にはもういませんでした。

あの気配はいったい誰だったのでしょうか?

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