犬鳴峠

怖い話

犬鳴峠

投稿者:セルシアさん

以前犬鳴峠へ行って来ました。 当時大学2年だった私は、友人達と深夜
犬鳴峠に行ってみようということになりました。
そして旧トンネル(かなり危険!)へ向かうため
に細い坂道を登って行きました。
私は車の後部座席に座っており、
何気に空を見上げると月が真っ赤!!

凄い色しているなぁと思っていると車が止まりました。

旧トンネルの入り口に着いたのです。
そして最初は車で通ろうと言っていたのですが、
私一人だけ車を降り、一人でトンネルを歩くことになりました。

友人達は先に車でトンネルを通り、反対側で待っています。

そして私は一人旧トンネルを歩き出しました。
トンネル内に入ってすぐに私の5m程前に、
どこから現れたのか何時の間にか、
7人程の白い人々がいました。

トンネル左側の壁際に2人、右側に3人、正面の空中に2人

(なぜだか、この2人は母娘だと思いました)

特に襲ってくる気配も無く、只じっとこちらを見てました。

私は彼らを見ながら、ああっ居るんだなぁと思い、
彼らに向かって心の中で
「ごめんね~ちょっと通らせてもらうよ。」と言いながら、歩きました。
(私は、はっきりとした人間として見えるのではなく、
このように人型の白い影のように見えます)
彼らの居る辺りは、見えない重圧がありましたので
万一に備えて、私も気(防護服のようなイメージ)を全身に張り、
通り過ぎて行きました。
そうして無事にトンネルを通り抜け、さあ帰ろうということになり、
新トンネルへ車で降りて行きました。

するとそこに電話BOXがありました。
そこで友人達は車を降りて、電話BOXに入り、
何やら物色していました。

でも私はその電話BOX内には入れませんでした。

中に女の人が居たからです。

そして最後にもう一人。

どうやらその電話BOXの左側が沢になっているらしいのですが、
その沢の辺りから男の人らしい人が、
こちらを睨んでいるような気配がありました。

ここは、あまり行かない方が良いですね。

私ももう二度と行く気はありません。

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