青白い男

怖い話

青白い男

投稿者:シュウさん

これは、僕が高校2年のときに友人のSが体験した話です。

Sが友人達と沖縄に旅行に行って旅館の部屋に通されたとき、

この部屋はやめた方がいいと感じたらしいのですが、

せっかく友達が探してくれた旅館なので言えずにいました。

一日目の夜、友人とSが話をしていると友人の後ろにある窓の向こうに、
青白い顔をした男が立っていてSのことを、
じーーーっと見つめていたそうです。

Sは、その友人にオマエの後ろの窓から変なオッサンがコッチ見てるぞ。
と、友人に言い、友人が振り向いたらもうそこには
何もいなくなっていたそうです。
そして友人に、ここ2階やぞ。
オッサンなんか、おる訳ないやんけ!

と、言われてしまい、Sはそれ以上何も言えずにいました。

風呂に行っていた他の連中も帰ってきて、しばらくして寝ることになり、

一番窓に近い布団で寝る羽目になったのがSでした。

Sは、さっきの事があったので嫌だ!と、言い張ったのですが、

友人達に、オマエ、朝練の時でも来るん一番やないかー。

俺朝まぶしいの苦手やから。とか言われて結局窓際で寝ることになり、

窓の向こうが気になるのでカーテンを閉めて寝ることにしました。

夜中にふっと目が覚めてしまい、どうも窓の方が気になってねむれません。

Sは、カーテン閉めてるから見られる事もないな。

と思って窓の方に目をやりました。

すると、カーテンとカーテンの間の部分にちゃんと閉めなかったのか、
10センチくらいの隙間ができており、その隙間から
さっき見た青白い顔の男がのぞいていたそうです。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
Sの悲鳴で皆、いっせいに飛び起きてしまい、
Sの懇願により朝まで起きていたそうです。

窓の向こうが気になるのでカーテンを閉めて寝ることにしました。

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