私をさがして

怖い話

私をさがして

投稿者:左夜さん


この話は父の友人の話です。
この方はタクシーの運転手をされていまして、
いまから十数年前の事、地元では「でる」と有名な池
(現在はありません)
のそばを走っていたところ、

夜中だというのに女の子がいるではありませんか。

その女の子は手をあげます。

タクシーを止め、女の子を乗せ、

「お嬢ちゃん。どこまで?もしかして迷子?」

「うん。お家が遠いの。お家までいって。」

その方はその子が幽霊とは思えなかったとか。

はっきりしているし、怖くもない。

しばらくすると一軒の家の前でタクシーを止めました。

「お嬢ちゃんここでええんか?」
「うん。ありがとう。ちょっとまっててね。
お母さんにいってお金もってくるから。」

そう言うと女の子はタクシーを降りました。

しかしいくら待っても女の子は戻ってきません。

しかもその家というのがお通夜の最中。

気になってその家の人に聞きにいきました。
「あの、この家の子じゃあ言う子をここまで乗せてきたんじゃが、
運賃もってくる言うたきり戻ってこんのじゃがの。」

その時家の人の顔色が変わったのです。

そして一枚の写真を持ってきました。

「もしかして、この子じゃあ、ありませんか?」

「おお、そう、この子、」

「実は・・・」

家の人が言うにはこの女の子は一年ほどまえから行方がわからなくなっていて、

ついにお通夜にふみきったそうなのです。
後日タクシー運転手が女の子を乗せた池を探してみると、
その女の子の白骨遺体が見つかったそうです。

きっとはやく探してもらいたかったのでしょう。

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