カベ

布団に入り２時間考え事をしていました。

ａｍ２：００を回ったあたりで急に睡魔に襲われました。
寝るなら今だと思った僕は目を閉じウトウトと眠りかけた時、
突然金縛りになりました。

「昼間の疲れが来たか？」

と思いつつ気にせず眠りにつくことにしました。

次の瞬間、いつもの金縛りじゃないと思わせる事があったのです。

「耳鳴り？」違う誰かが僕の耳元で鈴を鳴らしている。

しかもお腹のあたりに何かが乗っている！

薄目を開けた時、僕とは９０度違う方向から女がのぞきこんでいました。

髪は長くなびいていました。

しかも女の覗き込んでいる方向は人の入れるスペースなど有りません。
そこはカベなんです。
女はカベから上半身だけ出ていたんです。

僕は気を失ったらしく気が付いた時は朝でした。