利用者に告ぐ

怖い話

利用者に告ぐ

投稿者:ひまわりさん


2000年の夏に子ども会の保護者として
鹿児島県北西部の研修施設にいきました。
 2階建ての古い施設でした。私自身なにも
怖い思いは無かったのですが・・・・。

一緒に参加した公務員のKを介して触れた事です。
スケジュールどうり事も進み元気なガキ供も、一応寝たみたいなので、
大人はささやかな宴会をもうけ
(途中、巡回の管理人に怒鳴られるガキもいて)
そろそろお開きとなり眠れない私は、
廊下の長椅子でタバコを吸っていました。

Kもやってきて初対面同士取り止めのない話などしてました。

非常灯がある程度の薄暗い廊下でしたが・・・

「ここ、女の子の幽霊がいますよ」

「結構、有名らしいですよ。」
「じつは、来た時みたんですよ。
そこの階段室の所で外の方の我々を見てたんですよ。」

「アッチャーと思ったんですがね」

長椅子から右前方4mぐらいの所から階段が上に伸びていて、
我々のフロアからその所の階段には登らないように
ロープが一本張ってあった。
私はKには見えることを悟り「それで、
夕方頭おさえて寝てたんですか?」

ちょっと驚いたKが「そうなんですよ。」
私は、立ち上がり階段室を覗きこんでみた。
何も居なかったが青白い月明かりが差し込んでいた。
額面通り聞いた事だが、女の子が
こんな硬いコンクリートの階段でずっといるかと思うと・・・
その後、何事も無く朝を向かえ、施設を出るまで
気にしてたんですが私には何も感じませんでした。
 
今年もその施設を利用する人いるのでしょうが、
誰か救って下さる方尋ねてくれたら良いのでしょうが。
ちなみに、帰ってから知ったのですがKの家は
不動明王のデカイ像がありお祓い等を行う家でした。


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