金縛り

怖い話

金縛り

投稿者:みぃさん


これは私が20歳の頃の話です。

18歳ですでに家を出ていた私は気が向けば実家に帰って泊まっていました。

その日も一ヶ月ぶりに実家に帰り、元自分の部屋で眠りにつきました。

そしてふと目が覚め、何気に時計を見ました。
3時を少し回ったところでした。
その瞬間、背中に異様な雰囲気を感じました。

とっさにやばいっ!っと思いましたが金縛りに…。
私は以前からよく金縛りにあう人だったので、
金縛りにあう時ってわかるのですが、
その時は「この金縛りにはあっちゃいけないっ!」と
とっさに感じたのですが…。

やはりいつもの金縛りとは全然違いました。
普段金縛りにあった時なんかは面倒なのでそのまま無視して、
うざい!寝る!って感じ(笑)

それに金縛りはからだの一部どこか動けばとけるもの!
そんな感覚でした。
が、この時は違いました。

とにかく異常なほど恐怖を感じた私はとにかく金縛りをとこうとしました。

その時枕を抱えるようにうつぶせに寝ていた私はとにかく起き上がろうと…。

でも、おかしい。
手に全神経を集中し、力いっぱい自分のからだを持ち上げる…
(簡単に言うと腕立てふせをしてるようなですね(笑))

それでからだを起こし金縛りをとこうとしましたがとけない。

その時、すでに枕から15cmは上に起き上がっていました。

おかしい、いよいよやばいぞ…。

これだけ動いて金縛りがとけない&背中が以上に重い。
何とかしないと…と思いつつ、さらに起き上がろうとする、
さらに15cmは起き上がった時ふと見ると、枕に手の影が!

その影は後ろから私を襲わんばかりに伸びてきていました。

「うわっ」

っと思った瞬間、手の力が抜け、布団に崩れました。

それと同時に金縛りもとけ、とっさに私は後ろを振り返りました。

誰もいません。
いつもと違った恐怖に私はそのまま実家を出、
当時彼氏だったKの家に行き、Kを叩き起こし、

つぃさっきあった出来事を話しました。

が、ボケボケ…。

仕方ないので私はとにかく何も考えまいとゲームをして朝まで起きていました。

そして7時も過ぎた頃…携帯を忘れていた為、もう一度実家に戻りました。

母は「あんたどこ行ってたんや?」と。

そして、私はあった事をすべて話しました。

すると母は、「・・・あんた、母さん達の部屋来たか?」と聞いてきたので、

不思議に思った私は「いや?なんで?」と聞きました。

母いわく、その時間頃、誰かが母さん達の部屋をうろうろとしていたらしい。

ちぃさい物音にも敏感だった母はそれで目が覚めたらしいのですが、
その後、部屋をうろうろしていたものが部屋を出、
その後は家中をうろつき回っていたようです。
母は私が何か探してるのかと思いつつ、
あの馬鹿こんな夜中になにやってんねん・・・(--;
と思っていたそうです。

でも、私じゃなかった。

そして、最後に言った母の一言が怖かった…

「その幽霊あんた探してたんちゃうかぁ?」

その日から私は母親に数珠を持たされることになりました。

寝る時は必ずこれを持っていなさいと。
以前から霊体験の多かった私は
「変なもん拾ってこんといてやぁ~」
と常にお清めの塩を持たされていたのですが、

またアイテムがひとつふえました(笑)


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