隙間女

怖い話


鵺さんの投稿です
某アパートに一人暮らしをしている作家志望の男性が、
書き留めた作品の原稿を添削していた時の事。
男性はふと、誰かに覗かれているような気配を感じ、
辺りを見回した。
しかし、室内には誰もおらず、
閑散とした空気が漂っているだけであった。
それなのに翌日も、翌々日もその不気味な気配は消えなかった。
そこで意を決した男性は、気配の元を探し出す事にした。
だが、この肝心な時に限って気配の元は一向に現れようとしない。
そして男性が『もう、いいや。どうせ疲れのせいだろう。』と諦めかけた、
その時。
箪笥と床の僅かな間から見覚えのない顔の女性が、

此方をじっと見つめているのが目に入った。
その後、男性は早々にアパートから引っ越したという

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