首切り地蔵

心霊スポット

首切り地蔵
首切り地蔵(袈裟斬り地蔵)
旅の身じたくをした上月平左衛門は江戸をめざして
この街道を東へと急いでいました。
平左衛門はこのあたりの大庄屋をしていましたが、
うち続く不作のため重い年貢に苦しんでいる人々の
姿を見るにしのびず何回も藩の役人に年貢を少なくし
人々を救ってもらうよう訴えましたが聞き入れられないので
死を覚悟して幕府の役人に直訴するためでした。
ところがこのことが藩の役人に知れ平左衛門、目的を
達成することなく追ってきた役人によりこの地で
斬り殺されてしまいました。
このありさまを見た根宇野の人々は嘆き悲しみ
霊を慰めるため道ばたに地蔵さんを
たててお祭りしました。ところが幾日もしないうちに
地蔵さんの首がコロリと割れて落ちてしまいました。
村びとはもう一度地蔵さんをつくってお祭りしました。
ところが又、前と同じように首が落ちてしまいました。
ちょうど平左衛門が殺されていた姿と同じではありませんは
二つのお地蔵さんとも袈裟斬りされた姿です。
人々は、お坊三をよんでねんごろにお経をあげてもらい
霊を慰めました。
このようなことから首切り地蔵(袈裟斬り地蔵)と
呼ばれるようになりました。
又、生地の大河内町新野には義人上月平左衛門の
徳をたたえて大きな墓碑がつくられています。
首切り地蔵2
お堂の奥には二体の石仏が。
首切り地蔵3
一体目。
やはり頭は取れている状態。
胴体はしっかりお地蔵様である。
首切り地蔵4
二体目も同じく頭がとれている。
二体とも同じような首の取れ方である。


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