まんだら堂やぐら群

心霊スポット

まんだら堂やぐら群
まんだら堂やぐら群
やぐらは、鎌倉とその周辺地域に見られる特殊な遺構です。
まんだら堂やぐら群は、150穴以上が集中して造られており、
やぐら群として最大級の規模を誇ります。
明確な文献資料がなく、「まんだら堂」とは何なのか、
いつどのように造られた等は不詳ですが、整備に先駆けて
実施した発掘調査の結果、やぐら内部に石塔を据えて
納骨・供養する施設として13世紀後半頃から
造られ始め、おおむね15世紀いっぱい
(部分的には16世紀まで)供養が行われていたと
考えられます。これだけまとまった数のやぐらを
良好な状態で見ることができる遺構は
鎌倉市内にもほとんどなく、たいへん貴重です。
まんだら堂やぐら群2
「立入禁止」の張り紙が。
いつもは閉まっていると思われるが本日はなんと限定公開!
まんだら堂やぐら群3
こちらは展望台からの全景。
山の斜面に穴が開いており、これがやぐらです。
ここだけでなく他の地域にも分散しています。
(非公開)
まんだら堂やぐら群4
平場の遺構
やぐら群の前に広がる平場は、岩盤を掘削した際に
発生した大量の岩くずで谷を埋めて造成されています。
西側に向かって広がるこの平場では、平成13年度の
発掘調査で、柱穴などの遺構や、かわらけなどの遺物が
比較的多く発見されました。
この付近にやぐらでの葬送供養に関わる建物などが
あったものと考えられます(14~15世紀頃)
まんだら堂やぐら群6
四角い洞窟の中には石塔が並ぶ。
まんだら堂やぐら群7
穴の中の石塔が人が座っているようにも見えた。
かつては人骨が安置されていた時期もあった。
まんだら堂やぐら群8
こちらも山の斜面にやぐらがある。
まんだら堂やぐら群9
やはりやぐら内には石塔が。
まんだら堂やぐら群10
公開されているやぐらには石塔が無い物もありました。
大人一人入れるか入れないか、くらいの大きさですね。
まんだら堂やぐら群11
広場に戻ると人骨の写真が。
まさかやぐら内から発掘?かと思ったら
まんだら堂やぐら群12
火葬跡
この場所の70㎝ほど地下で、岩盤を四角く掘った穴が
2基発見されました。穴の内側は黒く焦げており、
ここで遺体を火葬したと考えられます。
やぐら群のその多くは楕円形で浅い皿形をしていて、
このような四角い形の火葬跡は比較的
珍しいものです(15世紀頃)
やはり小坪トンネルの上には火葬場が古い時代から
あったと考えていいようです。

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