投稿者:匿名さん
7年位前になりますが、猛暑の7月に埼玉のある
公営のキャンプ場へ家族で出かけました。
細い山道の中なかなかキャンプ場は見つからず
車はゆるい峠道を登っていきましたが、
キャンプ場は無くひき返す事に。
進行方向左手に大きなな土の見えた広場的なものがあり、
そこでUターンしようとバックしたら
車の後輪がドスンと大きな大きな穴に落ちました。
車を降り見てみると人為的にブルゾーザーが
掘ったと思われる穴がそこにありました。
横に目をやると「峠の茶屋」の壊れかけた看板が…
しかし廃屋のようでした。
かんかん照りの中汗ずくになり中に入ってタイヤを穴から出せるような
板を探しに主人はどんどん入って行きました。
扉の開いた業務用冷蔵庫からはたくさんのトコロテンパックが
地べたに落ち散乱していました。
食堂だったと思われるところにはゴミが散乱、
そこになぜか母子手帳が落ちていました。
住所を見ると東京のH市とかいてありました。
後から考えると母子手帳なんて捨てませんよね。
車の車輪はその廃屋から取ってきたドアで無事脱出できました。
が、その廃屋の食堂の奥へ目をやると建物が真っ黒に朽ちており
明らかに火災の後とわかりました。
ま新しいおしゃれなガス灯が落ちていた・・・旅館部分だったような感じです。
その奥には焼けていない建物がありました。
住居でしょうか・・・確か2階へ行く外階段があったように記憶しますが
朽ちかけていました。
セミ時雨の中、子供用のカタカタ(車)が置いてあり
あまりきれいなのでもらってかえろうか?
としゃべった覚えがあります。
奥にはボロボロに錆びた車も放置されていました。
数日後、テレビの心霊特集で埼玉の○○○峠の『峠の茶屋』に出る・・・とかいって
霊媒士が現地に行っている番組を偶然見ていたら、
なんと自分達がキャンプに行った時のあそこではないか!!
霊媒士は近くのキャンプ゚場あたりから車中で霊反応があり
騒いでいたのを覚えています。
奥の燃えていない建物の陰から人が見ている!!
と霊媒士は結局近寄る事も出来ず終いであったことを覚えています。
その建物に何も感じず入り、また私達はその近くのキャンプ場
(その日私達家族のみだった)に泊まり、
後から考えると非常に不気味な気持ちでいっぱいのと、
いかに自分ら夫婦に霊能力がないのかよくわかりました。
人為的にブルで掘った穴といい、あのテレビ報道といい一体、
あそこの「峠の茶屋」ではなにがあり、どんなうわさがあったのでしょうか?
どなたか知っている人はいませんか?
その数年後、私の兄が同じ道を車で通ったそうですが、
そのような建物は無かったそうです。