投稿者:メガバスさん
私はものごころついた頃から人形、特に市松人形に
本能的な恐怖心を抱いていました。
小さい頃からデパートの人形売り場には絶対近づけませんでした。
(今もかなりの抵抗感があります)
少年時代以降ならテレビや雑誌等で「髪の伸びる市松」等で
後天的に人形に対し恐怖心が芽生える事がありますが
私の場合は母に聞くとなんと2歳くらいから人形を怖がるようになったそうです。
今でも旅館の床の間に市松があると一晩中眠れません。
夢の中で市松に追っかけられる夢もよく見ました。
長い間、この恐怖感の原因は何か調べていましたが最近ようやく判りました。
それは一枚の古ぼけた写真でした。
実家の倉庫を整理していて偶然見つけたのですが
その写真を見て背筋に悪寒が走りました。
夢の中に出てきた市松そっくりの女の赤ちゃんが映っていました。
この子にはまったく見覚えがありません。
母に問いただすと重い口を開きました。
写真の女の子は実は私の妹で(私は そんなこと知らなかった)
生まれてすぐに死んだそうです。
その子が死んだとき傍らに私がいて死んだ子の
哺乳ビンを取ってミルクを吸っていたそうです。
その子の葬式がすんで数日後・・私は急に人形に対し、
異常な恐怖心を示したそうです。
母はこの事実を今まで伏せていたそうです。
私は一体何を見たのでしょうか?
まったく記憶にありません・・
今では妹の供養のために仏前に手を合わせております。