投稿者:塚本守
2013年10月心霊スポット調査の帰りでした。
名前はわかりませんが、峠道に差し掛かりました。
山の中の心霊スポットを調査した帰りだったので
仕方ないのですが。
峠道を下っているとポツポツ民家が現れ始めました。
下校途中なのか、制服を着た小学生が歩いてくるのが見えました。
低学年くらいの男の子でしょうか。
奇妙なのは明らかに通る車を見ていること。
もちろん自分も見られていました。
明らかに運転手を見ていました。
そして、道路に飛び出しそうな動作をしています。
「危ないな…」
男の子は無表情だけども大きな目でこちらを見ていました。
自分の後続の車はトラックです。
男の子を通り過ぎた瞬間にバックミラーに目をやりました。
トラックにはねられやしないかと…。
バックミラーには男の子は映っていませんでした。
ちょっとびっくりしながら峠道を下っていると、
さっきの男の子と同じ制服の小学生がいました。
彼らは集団下校しているようでした。
自分が見た小学生の男の子はたった一人で歩いていました…。