投稿者:無月さん
またしてもRさん関連のお話し。
これはMさんに聞いた話なんですが。
私とも仲が良いMさんは、Rさんのおばぁちゃん家
(おばぁちゃんは亡くなっているのですが、
本人はまだそう呼んでいます)でRさんと2人で
ボール遊びをしていたそうです。
その遊びは、その家を挟んでボールの投げあいをするというものでした。
Rさんは庭に。Mさんは家の後ろを通っている小道に立って
遊んでいたそうです。
そのうち、Rさんが投げたボールは道まで届かず、
家と道路を仕切っている、
塀の向こう側に落ちてしまったそうです。
仕方なしにMさんが取りに行くと、家の中に白い服を着た
Rさんのおばぁちゃんが…。
けれど、拾う一瞬に見えただけだったので、
「洗濯物か何か?」と思って顔を上げると、
やはりそこにはおばぁちゃんが立って居たんだそうです。
MさんもRさんのおばぁちゃんが亡くなっているのは知っていますし、
最初は驚いたそうなんですが、
怖くなかったので気にも留めず、そのまま遊びを再開したそうです。
おばぁちゃんは、優しい笑顔で見ていたそうです。
Rさん曰く、よく見るんだとか。
縁側でRさんを見つめるおばぁちゃんを見たり、名前を呼ばれたりしたそうです。
Rさんはおばぁちゃん子なので、怖がるどころか
嬉しそうに話してくれました。
きっとおばぁちゃんも、そんなRさんが可愛くて出て来るんでしょうね。