投稿者:B-HEARTさん
夜の道を車で南へ北波多へ向かうのは初めて事、
地図は持っていましたが使う必要はありませんでした。
これだけ重たい気を辿っていれば、此処が
岸岳城下である事位は理解できる。
川沿いの道を進むと左手に「岸岳城」の案内看板、
更に進むと欄干にカッパ?の像の在る橋、
そこに居たのは巨大な顔。
胸倉と言うより内臓を掴まれるといった衝動が体を通過し、
次の瞬間、車の後部シートにそれは居ました。
とりあえず、この「真夜中のタクシー」状態を打開すべく
岸岳城下から一時撤収、コンビニの交差点を更に進み
山の中で車をとめる。
闇の中、線香に火を付け後部シートの顔を
問答無用で除霊、この時悟った事は、この土地に染み付いた
怨念の強さだろうか。
コンビニまで戻り、地図で他の帰り道を検索。
兎に角あの橋を通らないルートを求め一路左の道へ進む、
境内の広い仏閣が見えたので何か気になり、
車をとめました。
やはり予感的中、少なくとも5~60人の兵士が
車座で待機状態。
・・・此れでは橋を渡って帰った方がマシだ!
結局もう橋で会う事も無く無事渡りきり帰路を
確保することができたのでした。