投稿者:Ierさん
大分●●市の●●にある、すぐ横がファミマの集合住宅。
工業地帯が近いせいなのか、集合住宅が多い地域ではあるが
今ある●●の集合住宅の中でも相当古い建物っぽい。
3年前、当時地元の友達の間で心霊スポット巡りが流行った。
ロッカサコや志高湖、キリシタン墓地など一通り有名どころを
毎週末のように夜になると出かけては肝試しをしてた。
そんなある日、その日も心霊スポットへ行こうと
友達と3人で車に乗って道を走ってた。
ふと、●●を抜ける旧道を走ってる時にその集合住宅が目についた。
外壁はボロボロで当時の状態で
すでに人が住める状態ではなさそうで半分廃墟みたいだった、
雰囲気がものすごく怖そうだったから友達と協議の結果
その集合住宅を探検してみることになった。
車で中には入っていけないっぽかったので、
近くに車を止めて階段を登った、
敷地内にはいると建物が左右対称に
向かい合って立ってるいかにも昭和の集合住宅って感じの作りで
ボロボロでの壁や、ちょっと緑がかった通路の電気がやたら怖かった。
とりあえず肝試しの前の誰も人が住んでないか、
窓に明かりがついてないかを確認して回った。
普段と違ってヤ●ザとかが出てこないかと別の意味でもヒヤヒヤしてた。
敷地をぐるっと回って見たけど
誰も住んでないか寝てるっぽかったので肝試しをスタートさせた。
とりあえず向かって右の棟から回って見ることになり、
3人で進み始めたけど、懐中電灯とかを用意してなかったから
携帯の薄明かりで入り口まで進むのは結構怖かった、
建物のについたら電気はついてたのでそこから先は…
まぁ明かりには困らなかった。
建物も近くで見えると郵便受けがめちゃくちゃ錆びてたりして、
ほんと廃墟っぽかった。
とりあえず上の階から下りながら見て回ろうと
一番上の3階まで階段で登ることになった、
そして階段を登る途中2回通路を曲がるところでみんな足を止めた。
多分その建物はすべての階がほぼ同じ作りになってるとは思うけど
登る途中に見える2階通路も、何の変哲もない普通な感じではあった。
ただ、通路を照らす電気が一箇所だけチカチカと点滅してた。
何故かみんなそのチカチカした電灯をじっと見てしまって、
そのうちふっとそのチカチカが一定のリズムな事に気付いた。
何気なく数えると3回・3回・4回と光って一瞬暗くなる、
を繰り返してたので、心の中でその回数を数えてた。
そしたら友達の一人がいきなり大声で叫んで倒れた。
その声の大きさに一瞬ビクッとなって、
それからチカチカした電灯の下に子供ぐらいの大きさの
黒い何かにが動いてるのが見えて…気を失った(らしい)
起きたら救急車がきてて、3人とも倒れたらしかったが、
友達の叫び声が尋常じゃなかったせいで通報されたらしかった。
それから警察の人に怒られ、事情を説明したがあんまり信用はされてない感じだった。
その一件以来、もちろん心霊スポット巡りはしてないが。
友達と話のネタでこの話はそれ以後もよくしてた、
しばらくしてその集合住宅の入り口に侵入禁止の柵が付けられたらしい
一緒に行った友達が2日前に死んで、ちょっと思い出した。