刑場画帖
江戸期 作者不明 肉筆画帖
真新しいカバーを外すと古い表紙が現れる。
刑場の図もあるが籠を運ぶこんな絵もある。
状況がよくわからないが犯罪現場の摘発現場では
なかろうか。
牢屋敷の様子。
やっとこの辺りから刑場らしくなっていきます。
いわゆる市中引き回し
罪人の罪状を知らしめながら町中を引き廻す
晒し。
首だけ出しているのは顔だけ出しての穴晒し
不倫の末の心中失敗による晒しと思われる。
おそらく裁判(お裁き)
時代劇で言うところのお白洲
拷問、石抱きの図
火刑
放火犯などの処刑
磔の図
磔刑、槍で刺し殺す。
最後に首にとどめを刺す。
獄門。
時代劇で言うところの打首獄門。
街道沿いに犯罪者の処刑した首を晒す。
三日三晩晒して捨てられる。
武士のみに認められた刑、切腹。
腹を切った直後に背後にいる介錯人に首を切られる。
途中からは腹を切るふり(竹光という竹でできた刀)で
パフォーマンス的なものとなっていった。