声 怖い話
声

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投稿者:紅のプー太郎さん

お涙頂戴的なテレビを、ウチの婆さんと見てたら、
難病で死ぬ子供の話になり、俺が幼稚園に通ってる頃、
風邪をこじらせて死にかけた話になったんですね。
おぼろげながら覚えてますけど、意識不明で寝ていた時に、
見た夢を思い出しました。
夢の中で気づくと、暗闇の中にしゃがんでいて、
ゆっくりと動いてる感じでした。
少し時間がたって気づくと、どっかの城の正門みたいな
門に列んでる人達の、一番後ろに居ました。
門の両側は白い塀の上に瓦が載せてあり、
100m以上ありそうな感じで、ワケも分からず会話も無い列に列んでいて、
時代劇に出てくる門番みたいな服装(少し中華風?)の人が、
4人居る建物の前に来ると
「ここはお前が来る所ではない!!・・・・・・すぐ立ち去れ!!」
と、ハスキーボイスで威厳がある低い男性のデカい声が響き渡りました。
門番に行く手を阻まれ指さす方向に向かうと、急に暗くなり暫くすると、
真っ白な光に包まれ気がつくと、
病院の集中治療室のベットに横たわってました。

塀の向こう側には、かなり大きな建物があるみたいでしたけど、
中で何をしてたのか分かりませんが、もしかして声の主は、
泣く子も黙る閻魔様の声だったのでしょうか?・・・・・・
今となっては知る術はありませんが、天寿をまっとうして、
あの世とやらに行くと分かるでしょう。

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