投稿者:B-HEARTさん
今から2年ぐらい前のことでしょうか・・・、
友人Mがまだ久山側にデンワBOXがある時代の犬鳴峠の話をしてくれまして、
なんでも新トンネルの上から眼下のデンワBOXを見たら女の幽霊が居たとのこと。
当時私等としてはそんな存在自体否定まして、
この友人Mの話を面白半分で聞いてました。
そして旧犬鳴トンネル内で車が急にエンストし、フロントガラスごしに幽霊を目撃、
次の日40度の 熱にうなされたという。・・・嘘臭い。
翌日職場でそれを笑い話のように職場の人に語ると以外にも真剣に聞き、
更に自分の知っている犬鳴きの恐いウワサ話を聞かせてくれました。
それは、一組の若いカップルが一台のバイクで峠を登っていた時のこと、
前日の雨の為か辺りは 深い霧につつまれており視界は最悪、
道路の先の状況など2人にわかるバズもなかった。
バイクはスピードをあげ2~3回カーブを曲がる・・・するとイキナリ何かが視界に入り、
前の男性はとっさに身を屈め『それ』を避けたが、後ろに乗っていた女性は気づく事なく
『それ』に あたってしまった・・・・・
『それ』とは前日の雨による土砂崩れで落下した岩が『道路標識』に当たり曲げたものだった。
男性は無事を確かめるため、
後ろを見ると上半身と下半身に分かれた女性の死体が転がっている・・・
男性はあわてて、その場から逃げ出したという。 それ以来、犬鳴峠(久山側)をバイクで通ると、
上半身だけの女性が追いかけて来るんだとか・・・。
・・・あくまでもウワサということらしいです。
まあ、そういった話をふまえまして、犬鳴きへと行きました。
この時が私にとって2度めのイベントでしたが、
同時に人生で一番忘れられない日となったのです。
夜2時頃犬鳴峠に到着。
私と友人2人の計3人、車は白の某軽自動車
(この人数と車はトンネル内でエンストし、霊が出やすいとされる条件だそうです。ウワサですけど・・・)
で、ウワサの元デンワBOXを見てみました、何もなし。
次、久山側峠道・・異状なし。
そしていよいよ旧犬鳴トンネル内へ車をいれました・・・が、
出口までノンストップで通過してしまう。
あれ?(^^; トンネルの反対側、石碑の横に車を止め降り、何も無かったことに空しさを感じ、
諦めて帰ろうと した時のこと、若宮町側の方から『キーン・キーン』
と何か金属を叩く音が聞こえてくる・・ しばらくすると一台のワゴンが登ってきた、
どうやら先客が居たようで、たぶん先ほどの金属音は門の南京錠を叩き壊す音だった様で、
戻ってきたところを見ると作戦失敗のようす。で、私等を見るなり、
「この先のガードレールが落ちたところで幽霊みたよ」
と言う・・・嘘っぽい・・。
まぁ、その人達の言うことを信じたワケではないんですが、
『猫のしみ』だけでも見ておこうと言うことで
若宮町の方へ行ってみることにしたのですが、
とんでもないモノに出会ってしまいました。さっきの人達が言っていた「ガードレールの落ちた場所」で、
本当の幽霊というものを見てしまったのです。
森の中に青白い光、それは決して月明かりでもなく、明らかに『人の形』でした。
これが私にとって初めての霊との遭遇なのです。
そして、戻りたく無かったので私等も南京錠を叩くハメになるのでした。
結局、門の南京錠を壊す事が出来ず来た道を戻るハメになる訳ですが、
運転していた友人が戻る事を拒否した為、変わって私め(当時仮免中)が
運転を交代し道を戻る事で決定したのです。
来た時よりさらに霧が濃い、車はゆっくりと進む・・・。
そして問題のカーブまでもう少しというところで急に視界が霧で覆われ、
あわててブレーキを踏み車を止めたんです。
・・・霧が途切れ、車のライトの 1mぐらい前方に山道を封鎖した木製の門があり、
危うくそこに衝突するとこだったと知りました。
しかもその門は問題のカーブの横にあったのです。
ひょっとして私等は招かれていたのかもしれませんね。
この世ならぬ者に・・・。
帰って後、他の友人にその出来事を話ましたが
案の条、信じてもらえませんでした。