投稿者:カヅヒコさん
これは僕の友人のOが体験した話です。
Oは結婚してまして、その日は奥さんの家族の方が
入院している北九州市のとある病院に
お見舞いに行く事になってたそうです。
昼間は用事があったらしく、結局病院に着いたのが
深夜だったそうです。
病院の裏から深夜の面会用の入り口があって、
Oと奥さんが子供を抱いて3人で廊下を歩いて行ったそうです。
家族の方が入院している部屋は一つ上の階にあったそうで、
その廊下の突き当たりを曲がって、
さらに突き当たりを曲がってエレベーターに乗って
上がって行ったそうです。
エレベーターに行くまでの間にOは
ちょっと気味が悪いなと思っていたそうです。
ちなみにOは霊感が全く無く、奥さんはよく霊を目撃するそうです。
で、お見舞いを済ませ、エレベーターを降りて
3人は来た道を戻っていたそうです。
廊下の突き当たりを曲がって、また曲がって
最初の廊下まで戻ってきたそうです。
左手に奥さんと子供、右手にOで歩いていたそうなんですが、
その廊下の右手にもう一つ奥に行く真っ暗な廊下があったそうで、
Oは来る時にも無気味がってたそうなんですが、
そこの前を通りかかった瞬間にOの右半身が急に痺れたそうです。
『うわっ!なんだぁ!?』
と思っていたら、急に奥さんが小走りで
出口の所まで走っていったそうです。
Oは「ちょっ・・待てっちゃ!」
と言って急いで追いかけたそうです。
病院の外に出ると、右半身の痺れも消えたそうで
3人は黙ったまま家に帰ったそうです。
家に着いてOは、
「さっき何が見えたん?」
と聞き、さっき起きた 現象も話すと、奥さんは
「あの暗い廊下の前を通り過ぎた時に、
頭から血を流した女があんたの右側に着いてきよったんよ」
と言ったそうです。
Oの霊初体験でした。