投稿者:てりいさん
冬のある日、私は友人宅へ遊びに行きました。
友人は私達を何故か自分の部屋のある二階に案内せずに
一階の部屋に通して、そしてそこで遊んでいました。
遊んでいる最中に上から物音がしていました。
いっこうに気にせず私は遊んでいましたが、
そのうち二階に行きたくなり友人が
便所に行っている隙に階段を上がって行きました。
そしてドアを開けようとした瞬間、
「やめろ!!」
突然の友人の声に振り返るとすざまじい顔を
した友人が立っていました。
「死ぬぞ」
友人は押し殺した声でそう言いました。
その友人の姿を見て唯事ではないと感じた私は
友人の話を聞きました。
「俺の部屋に入った人間は死ぬんだ。
嘘なんかじゃない、実際に二人死んでるんだ。
一人目は、部屋に入った三日後に車に跳ねられ死に、二人目は・・・」
そう言うと彼は泣きそうな顔でこう言いました。
「やはり三日後に電車に轢かれた。」
その友人の話では他にも壁から手が出ていたり、
コンセントを挿していないテレビがついたりするらしいのです。