投稿者:グリーンクラブのOB衆さん
確か私が大学1年の夏であったと思います。 怖い話を聞いたり、怖いところへ行ってみたりするのが
大好きな私たちは、その日も真夜中に犬鳴峠に行きました。
今回のメンバーは1年が私を含めて二人、
2年が一人、3年が二人、4年が一人でした。
その中で霊感のある方は2年と4年の先輩でした。
交通手段はスズキカルタスとバイクでした。
つまり4人が車、バイクが2人 という構成でした。 まだ旧道のトンネルに進入防止の障害物が
存在していない頃でしたので、
車とバイクをトンネルの近くにおいて
懐中電灯を数個もって歩いていきました。
福岡市側から歩き始めたのですが、
霊感のある先輩はトンネルを出てすぐの所にある石碑に
女の子が座っていると言いました。
トンネルを出て少しそこら辺を歩いておりますと
真っ黒に燃えた形跡のある車が放置しておりました。
それを発見してその車について色々と詮索して話を盛り上げておりましたら、
霊感のある先輩方に急に寒気が訪れたらしいです。 彼らが
「すぐにここから退散しよう!!」
というので私たちはダッシュで車 とバイクに戻りました。
が、どうやら男の霊が二人乗りのバイクの後ろに乗っている1年の
友達の肩にしがみついてついて行ってると言うのです。
ちなみに車に乗っている私の後ろになんと
馬の霊がついてきていると言われました。
馬の方は憑かれている私は特に怖くはないのですが、
1年の友達に男の霊の事を言うと何が何でも
車に乗って来かねないので(車は4人乗り)、
言うのを止めました。
それから4年の先輩の家に集まったので、
その時に2年の先輩が男の霊のことを話し始めました。
どうやらあのときの車の詮索の話の一つが事実だったらしく
男の霊が車の所有者だったらしいのです。
それで自分のことに興味を持った私たちについてきたというのです。
特に悪意はないようでその日の夜が明けるときには消えていったらしいです。
2年の先輩は私たちに霊の存在を直に味わう良い機会だからと、
霊がついている1年の友達の後ろに私の手を引っ張りました。
手を水平にかざすとある部分だけ温度が違いました。
何度しても同じ感覚に私は非常に驚いた記憶があります。
ちなみに私に憑いてきた馬の霊は何もせずに
いつのまにかどこかに行ったそうです。