大男

旦那が独身のころ使っていた自宅の部屋で起きた事です。
旦那（Ｎとします）が部屋で夜ごろごろとしていると、
外からバイクをふかしている音がしました。
Ｎは、友達が来たのだと思い窓を見に行こうとすると、
急に金縛りにあいました。
よく、金縛りにあうことがあるＮは「あーまたか。」と思い、
体が動けるようになるのを待っていましたが、
なかなか、動けず （ん・・・これは、いつものとちょっとちがう）と、
おもいました。
外で聞こえていたバイクの音が段々と近づいてきて、
Ｎの部屋の前で思いっきり、大きな音になりました。

Ｎの目の前に天井まで背がある大男が現れ、

右側半分、血だらけのその男はずーっとＮの方を見ていたそうです。

Ｎはやばいと思い、どうにか動こうとすると左手だけ動けるようになり、

近くにあった電話を取ろうと動かしていました。
大男がニャッって笑ったかと思うと、いきなり、
胸ぐらをつかまれ、後ろへ、飛ばされました。

その瞬間金縛りから逃れられ、動けるようになりました。

窓の外を見ると誰も来てはいませんでした。