投稿者:ちいさん
私の姉は35才、独身です。
姉が17才の冬の事です。
部活を終え家に帰るバスに乗り込んだのは夜8時すぎだったそうです。
運よく席に座る事ができ、車内の暖房が心地よくウトウトした時、
スーと冷たい風があたり、ハッとわれにかえると
目の前に若い男の人がたっていました。
目と目があった瞬間、これまで味わった事のない
深い悲しみが込み上げてきたそうです。
と同時に恐怖感が全身をおそいました。
彼は真冬(北海道)なのに白いTシャツ1枚で
身体が透けて後ろに立ってる人が見えたそうです。
それからというもの、バスに乗ると彼に見つめられてる気がして
怖くて仕方がなっかたと言っていました。
姉は妹の私が言うのもなんですが、とっても綺麗な人で
男女問わず友人がたくさんいて明るく陽気な人でした。
短大を卒業し一人暮しをはじめ何度か恋愛をしたのですが長続きしません。
別れの理由はいつも、他に男がいるだろう。
と疑われけんかになり・・ということだったそうです。
就職してから婚約までした人がいたのですが、結局駄目になりました。
7年前、父が姉のアパートへ行った時、
窓ごしに男が部屋の中にいるのが見え、
腹を立て、(婚約解消したばかりだったので)部屋にはいると、
姉一人しかいません。
色々話し合った結果、霊能者の所へ相談に行くことになりました。
姉の顔をみるなり、20才くらいの男が憑いている。
すぐに除霊をしなければ・・ ということになり除霊していただきました。
1週間ほどして姉は、夢で17才のバスでの出来事そっくりそのまま見て、
彼が消える直前、はっきりと耳元でまだいるよ。といったそうです。
ノイローゼ気味かと心配になり、私が様子を見にいったのですが、
姉の部屋のカーテンの隙間から白っぽいシャツをきた若い男が、
座ってる姉に寄りそうようにしているのがみえました。
除霊したはずなのに、いったいなんなのでしょう。
あれから7年今では彼の存在を感じるようになり、恐怖心も薄らいだそうですが、
正直、そんな姉が私は怖いです。