投稿者：墨東捜査係長さん
これは今からもう２０年近く前、
僕がまだ幼稚園に行っていた頃の話です。
ちょうど夕食のとき、夜の７時３０分ぐらいだったと思います。
その時はたまたま見たいテレビがあったので、
他の家族とは別に祖母の部屋で夕食を食べながら
テレビを見ていました。
その最中、無意識に何かに促されるように
ベランダのほうへ視線を向けました。
そこには青白く光った７０歳くらいの老婆が立っていて、
こちらを見ながらすうっと左から右へ移動して消えていきました。
あまりのことに、家族のところへ行こうとしたんですが、
腰が抜けて、声も出せないありさまでした。
その後のことは記憶に残っていませんが、
信じてもらえないだろうと家族にはいまだに話していません。
ちなみに、その老婆には見覚えがありました。
なぜなら、家の仏壇にその老婆の写真があるからです。
その老婆は、祖母の母だったのです。
なぜ、姿を現したのかはわかりません。
これが、僕が体験した最初で最後（今のところ）の霊体験です。
