投稿者:そらさん
怖い話に掲載して頂いた「かごめかごめ・・」の続編です。
私はあの体験から、毎日お供え物を欠かすことはありませんでした。
時が経ち、あの体験から1年半が過ぎようとしたある日、
母から「1ヶ月位でここを引っ越すよ」と言われた。
私は、「そっか-。もう友達も遊びにこれないな-」と寂しく思いました。
その日の夜、いつも通りお供え物を置き、お経を唱え終わってふと
(そうだ・・もうここではお供えが出来なくなる・・・)と言う事に気付きました。
そうこう考えてる内に引っ越しの日まであと2日。
私は、お供え物と一緒に手紙を添えました。
[おね-ちゃんは引っ越す事になりました。
もうここではお供えができません。ごめんなさい・・]と。
その日は何も変わりはありませんでした。
しかし、最後の夜に暖かい空気と共に
1年半振りに見る男の子と女の子の姿がありました。
「ありがとう。沢山ありがとう。おね-ちゃん、ばいばい。」
とそう一言残してス-ッッと消えて行きました。
私は、すごく温かい気持ちになり、同時に涙が止まりませんでした。
一瞬、誰かにギュッッと抱きしめられた感覚を今でも覚えています。
私が今まで色んな心霊体験をしてきた中で、
一生忘れる事のない出来事だと思っています。