投稿者:maiさん
あれは、確か私が幼稚園に通っている年齢の頃の話です・・・。
たぶん私が覚えている限りでの、
霊体験の始まりの日だったと思っています。
その歳の私は、母親と同じ布団で寝ていました。
朝になり、まだ皆が寝静まっている頃に、
ふと目が覚めてしまった私は幼いながらも、
妙な気配?に気がつき、部屋の窓に目が行ったのです。
見ると・・・。
障子が、ユックリと動き出したんです・・・
ユックリ・・・ユックリと開いていったんです。
見たことも無い光景を目前にして、しばらく呆然としていましたが、
それでもまだ動き続けていたのです・・・。
所が、半分開いたところで、止まったかと思うと、
今度は凄い速さで障子は動き出したのです。
閉めるのか、開けるのかという動きで
左右に動いていたのですが、私は何を思ったのか??
親を起こそうとはせず、布団から抜け出して、
動いている障子の動きを止めたのです。
閉めようとしても、強い力で閉められませんでした。
その後は、どうしたのか記憶が定かではありませんが、
雨戸を閉めていない窓からは眩しいくらいの朝陽が、
差し込んできたし、目がさめていると自覚していた時の事なので
夢では無かったことは確信しています。
そんなに古い家でもなく、障子の建てつけも悪くない家だったのに・・・。
親が起きた時に話したところ、あまり信じてはもらえませんでしたが、
実は信じないようにしている
母親の気持ちが、後に明らかになることになったのです・・・。