投稿者:宝珠さん
1997年の11月上旬から体験した話をします。
土曜日の夜、私は地元の友達から電話がかかり
「今日ウチにこれんかな?」と誘われたので、
「いーよ」と承諾をして遊びに行きました。
友達の部屋に入り、友達が真顔でこう語りました。
「あんな、ウチの母さん。病気で死んだ事になっているけど、
本当は自殺したんよ・・・。」
すごくビックリしました。
-自殺する前の事や遺体発見時の事も全部聞きましたが、
ここでは省略させてもらいます-
あまりにも悲しいので涙がボロボロと流れました。
私には1つ思い当たる事がありました。
この友達の家に行くと、車を敷地内で旋回しなければならないのですが、
ある角度に向けると車ごと吸い込まれるような感触
(ブラックホールのような)がいつもありました。
それで、泣きながらおそるおそる
「なあ。それってもしかしてこっちじゃない?自殺した場所って?」と
指を指すと、彼女は顔を引きつらせ「何で知っているん?!」と
答えました。
それを知った瞬間です。
私は涙が止まりゾッとすると、今度はその家の室内犬が
私の背後に向けてワンワン!
といきなり吠え始めました。
そうです。
彼女の母親の霊が私の右斜め後ろ辺りに現れたのです!
彼女の話では、葬儀の日に家族2人の枕元に
母親の霊が現れたのだそうです。
彼女はもうその現象がそれっきりないので、
「母さんもこれで休まったと思う」と言っていましたが、
とんでもない!私には成仏していない事が確信できました。
今まで体験した事がない位、すごく怖い気持ち(ゾッとしたまま)で
友達の家から自宅まで車で帰りました。
話はまだ続きがあります。
実は、彼女の母親の霊はウチまでついてきたのです。
おそらく車の後部座席にそのまま乗せたのでしょう。
日中は私の部屋にいたようで、北側の部屋の隅から
不自然な程の大きなラップ音が
「バキッ」と何度も聴こえました。
そしてTVの前に行くと必ず腐れた匂いがしていました。
夜になると、父の寝室に行くようで、その日から
私の父は毎日寝言を言うようになりました。
元々、私の父は寝言を言う人なので、最初の3日間は
母も怪しんでいませんでした。
ただ、3日目の
「お父さん、毎日よく寝言を言うわー。
それも何か怒っているっていうか不満ばっかり言うんで」
という発言を聞いて「お父さんはとりつかれたな」って思いました。
何故なら、友達の母親は遺書に恨み事を書いていたからです。
4日後の夜・・・父は目を閉じている状態で
母の首を両手で真剣に掴みました!
それも本当に殺す位の絞め方です!
母はもがきながら父の体を何度も叩いて父は目覚めました。
首を絞めた理由もわかりました。
『首吊り自殺』だったからです。
その心と体の苦しみを私の両親にも与えたかったのでしょうか・・・。
心霊の話を一切信じない父でさえ、「俺は何かにとりつかれたんかのー」と
言い、その次の日曜日に父は母と一緒に
御先祖様のお墓参りをしてきました。
その日以来、除霊をしていないのにもかかわらず、
父の寝言はおさまった事も私には不思議でした。
さらに続きます。
どうやら私にもとりついたようです。
12月に入り、言いたくもないのにすごく不満を
別の友達に言うようになり、「何か怖いよ」と怖がられていました。
その状態が2週間も続いたので、乾燥したヒソップ
(聖書にも登場する聖なるハーブで魔除けの効果があるそう)
に点火して煙を嗅いだところ、額を殴られた位の激しい痛みが走り、
2時間位ベッドに横たわって苦しんでいました。
でも、それからはその現象も鎮静化したようです。
体験談は以上です。
自殺の話を教えてくれた友達には
一生打ち明ける事はないでしょう。
彼女が成仏していると信じているなら、
その方がいいと思うのです。