投稿者:ひじきさん
高校の頃、やはり七不思議のような噂がありました。
校庭の真ん中には銀杏の巨木があり、
位置的にも不自然な場所なのに
「木を切ってはいけない」や
「木の上には男の子が学校を見下ろしている」
などの噂がありました。
他にも「寮で御札が張ってある部屋になった人は
絶対に剥いではいけない」というのもありました。
同級生が寮に入った時、その噂を確かめるため
まず自分の部屋を探したそうです。
すると家具をどけた壁に古い御札が張ってあり、
彼女は1年間その部屋で生活をすることになりました。
(かなり落ち込んでいました)
ある日、その部屋から校庭を眺めていると
銀杏の木の上で動く人を見てしまったそうです。
彼女はあまりその事を話したくない様で
「二つの噂は本当だった。」と言ってました。
私が学校で体験した話は(七不思議にはなかったと思いますが)
職員用トイレを使っていた時です。
生徒用は古く暗かったのでみんな隠れて
職員用を使っていました。
手を洗っていると人の息使いが聞こえくる、
「やばい!先生がいたんだ」
と鏡越しに個室を見るとすべての扉が開いていました。
(鍵が開いていると扉が全開になるタイプ)
個室にもトイレにも私以外いない。
息使いは人が呼吸するには長く、音はだんだん大きくなり
まるでダースベーダーのような感じでした。
これはマズイと思い慌てて飛び出し、入
ろうとしていた友人を「今はダメ!」と
理由を話し生徒用に連れて行きました。
それからは別のトイレを使うようになり、
学校のトイレはなるべく1人でいかないようになりました。