投稿者:シヴァ3号さん
私はこの時期になると毎年3年くらい、
I葬祭センターの初盆祭壇係りのアルバイトしてました。
憑かれやすいがゆえ危ないので2年前にやめました。
祭壇の展示期間は5月初旬から約10日間ですが、
葬祭センターの事務の手伝いや初盆までの忙しい
8月10日位まで3ヶ月いつも手伝っていました。
日曜日に葬式が重なると、センターがからっぽになっての
留守番恐ろしい事この上なし。
係長いわく、大丈夫だ!2人奥にいるから!
奥というのは病院から搬送されてきたばかりの
仏さんの安置所・・・近寄らないよう必死でした。
もちろん死体を棺に入れる手伝いもやったし、
葬式の手伝いももちろんやりましたよ。
だって時給がいいんです。
初盆祭壇展示の期間は時1000円+歩合で日給
約9000~1万でした。
期間がおわっても時900円で4時に帰れるので
子持ち主婦の私には好都合でした。
(ちなみに30歳までと年齢制限あります。
女子大生も多かったがみんな展示期間の10日間だけでやめる)
ある日、気になる仏さんがありました。
引き取る人がみつからないんだとか・・・
おじいさんで老人ホームに長い事いたというのです。
病院で亡くなりいろいろホームの人が面倒みてくれたのですが、
親族に連絡がつくまで安置所に置く事になりました。
この日も人手がなくおーい手伝ってくれその声で、
ご遺体を棺に入れました。
とても重い・・・かわいそう・・そう思った私はI葬祭センターで作って、
引き物になっているまずいバームクーヘンを幾つかおじいさんの棺のそばに置き、
「早く身内の人来るといいね。来るから大丈夫だよ。」
と語りかけていました。
その夜、な・・なんとじいさんが夢に現れましたっ!
怖くなかったけど、どうしたの?という問いに
にこにこ笑っていたんです。
お酒が好きだけど糖尿で長いこと飲んでないなあ・・・
とか格段怖い事なかったですな。
ただ気になったのは最後にさーァーびしいなーと
一言いって消えた事でした。
このフレーズだけは今も忘れる事できません。
次の日、幸いなことにたった2人でしたが
親族が現れとてもうれしかったです。
昨日のことを話すと、大好きなお酒を
そうそく上げてくれると言い安心しました。
ご冥福をお祈りします・・・