投稿者:エクセルフィッシュさん
私は茨城県・霞ヶ浦近辺に住んでいる釣り好きな高校生です。
これは2001年7月4日の明け方の恐怖体験談です。
7月3日 私はこの日、期末考査最終日でした。
テストは午前中で終り、午後からは久ぶりに
友達の家に遊びに行きました。
気持ちはまるで鳥かごから出る事が出来たとりのような心境です。
この日はとても暑く、甲府では39度を記録した模様。
私達は涼みに川に行きました。
とても楽しく、時間はあっという間に過ぎていきました。
その夜、私は昼もの疲労と、いままでの勉強ずくめの毎日からの
安堵感でうとうとしてしまいました。
21時ごろからの記憶がないので、多分そのころには
熟睡していたのかもしれません。
気付くと家族は寝ていて、時計を見ると3時30分。
私はのそりと起き上がると
『歯を磨いて寝よう。風呂は明日でもいいや・・・』と思いました。
ですが、昼間遊んだ川の生臭さが体に移っていたので
そうもいきませんでした。
浴槽に入ると、そこは心地よいぬるさ加減でした。
私が夜起きた後すぐお風呂に入るのが嫌な訳があります。
それは『よく浴槽で寝てしまう』という事です。
家族が起きているときは1時間ぐらい私が浴槽で
寝ているときは声をかけに来てくれます。
しかし誰も起きていないときは、ひどいときで
3:00~7:00浴槽で寝ていた記録があります。
7:00というのは家族に発見された時間です。
そんなこんなでこの日も例に漏れず、浴槽で寝てしまいました。
どれくらいたったでしょうか?
『コンコン』というドアをたたくおとでうっすらと意識が戻りました。
私は自分の体が冷えたのを自覚しました。
浴槽の温度はなぜかぐんと下がっていました。
『あれ?いつもならノックの後に声かけてくれるのになぁ?』
2~3分間があり、また『コンコン』
『ん?この音・・・ドアじゃなくて外から叩いてるの?』
そうなんです。
このおとはドアを叩く音ではなく、外から叩く音でもありませんでした。
浴槽の下、あるいは浴槽の壁、もしかしたら他の場所からかも知れません。
しかし『トントン』と2回聞こえたのです。
と、次の瞬間!!
『ガサガサッ!!』
『ガラガラガラ(硝子ばりの引き戸を開けるか閉める音)』が
刹那のごとく聞こえました。
これは浴槽の外、つまりまるっきり外から聞こえた音です。
それだけじゃありません。
先ほどまで半開していた格子付きの浴槽の窓から何かの気配が・・・
ジーと見つめられているような気配・・・。
私は恐くてそちらを向く事ができません。
数分後、その気配はまだあるものの
私は浴室から逃げるようにでてきました。
急いで歯を磨き、もう何も見ないで2階の自分の寝室に行きました。
一息つき『今のはなんだったんだろう?』と思いながら寝ました。
時計は4:30を指し、空はもうしらばんでました。
追記ですが、昼間遊びに行った川は、
私のおじいちゃんが死んだ川でした。
でも、おじいちゃんの気配とか、
そんな親しい人の気配ではありませんんでした。