絵 怖い話
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投稿者:ねむねむさん

人形には魂が宿る、とよく言いますよね。

これは私のおばさんが中学生の頃の話しです。
おばさんは美術の時間に自分の肖像画を書いて、
部屋に飾っていたそうです。

ある日、テスト前で遅くまで勉強していたときのことです。
何か背後に突き刺さるような視線を感じ、
怖いのを我慢して思い切って振り返ったそうです。
そこには自分の肖像画があっただけで、
他には何もなかったので、変だなと思いつつもまた勉強を再開したそうです。

しばらくしているとまた、視線を感じますが振り向いても何もいません。

何度も何度もそれを繰り返していたそうですが、
ひょっとして肖像画が見ているのではないかと思って
じっと自分の肖像画を見つめていたそうです。
すると、ゆっくりと肖像画が瞬きをし

あまりにも驚いたおばは勉強をやめて母親と一緒に寝たそうです。
後日、思い切ってそれを庭で燃やしたそうですが
なかなか火がつかなかったそうです。
そこで、塩を一緒に焼いてみるとばんっと一瞬爆発するような音を立てて、
今度はあっけなく燃えてしまったそうです。
それ以来視線を感じることはなくなったそうです。

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