私の他に・・・

私の他に・・・ 怖い話
私の他に・・・

私の他に・・・

投稿者:チャグさん

これは先輩から聞いた話で、先輩も知り合いから
きいたそうなので確かではありませんが、
ある日Aさんが1人で喫茶店に入ると、
「お2人様ですね?こちらへどうぞ」と2人用のテーブルに通されたそうです。

Aさんは後ろのサラリーマンと一緒だと勘違いされているのかと思い

「いえ、1人ですけど?」

と言うと
「え?そちらのお客様はご一緒じゃないんですか?
お客様の肩に手を置いていらっしゃいますが…」

と言われたそうです。
Aさんはからかわれたのか事実なのか、
わからないまま恐怖でその場を去ったそうです。

そして数日後、友達の誘いで鎌倉にドライブに行ったんだそうです。

鎌倉といえば、言わずと知れるあのトンネルの近くを通りかかった時です。

友達が「おい、あのトンネル行ってみよーぜ」という話を持ちかけたそうです。

しかし、他の人達は怖いのでじゃんけんで3人決めようということになりました。

行く事になったのはAさんと言い出した友達と他の1人でした。

車に乗り、トンネルに入ろうとした時です。

Aさん以外の2人が急に気分が悪いと車を止めたそうです。

Aさんは行きたくなかったので助かったと思い、

「疲れてるんだよ。帰ってゆっくり休もう」と言って帰路につきました。
数日後、仕事の関係で実家のほうに来たAさんが
友達に会うために喫茶店に入りました。
混んではいるものの、まだ友達も誰1人来ている様子はなく、
Aさんが最初のようでした。

そして、店員さんが「こちらへどうぞ」と大テーブルのほうへ案内してくれました。

Aさんは誰かが予約しておいてくれたんだな。
と思い、人数を報告する手間も省けて
みんなと会える事だけを考えていました。

ところが、店員さんが持ってきた水は・・・
1・2・3・4・5・6・・・・・・16。
合計16個のコップがテーブルに置かれたのです。
Aさんはおかしいことに気がつきました。
来る予定の人数は10人だったのです。
「あの、6個多いんですけど…」と店員さんに言うと、
店員さんは不思議そうな顔をして、

「え?お客様16人で入ってこられましたよね…?」と言ったそうです。

Aさんはしばらく恐怖で泣きじゃくったそうです。
他の15人はいったい誰だったのでしょうか…。

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