投稿者:チャグさん
これは、去年私の学校の先生から聞いた話です。
先生は私の隣の中学校の卒業生で、今も地元にすんでおり、
中学校時代に仲の良かった友達と2泊3日の
旅行をする事になったそうです。
最初の日はドライブをし、体の疲れを早く癒したいと
急いで宿に向かいました。
部屋に案内され荷物を置き一休みしていると、
さっそく温泉へ行こうという事になったので、
先生たちは準備をし温泉へ向かいました。
ところが、ある部屋の前で霊感の強い友達のKさんが
「おい、この部屋何かいるぜ。」と言ったそうです。
その部屋は離れにあり、あまり使われていないような雰囲気があったそうです。
先生も霊感が少しあり、明らかに普通ではない感覚に襲われたそのですが、
何も出来ない先生は黙って聞いていました。
すると、Kさんは何を思ったか、いきなり部屋のドアを開けて
部屋に入ってしまったのです。
驚いた事に、部屋の鍵は開いていたそうです。
Kさんはまず部屋の真ん中にあるちゃぶ台の前に座り、
上にのせてあったきゅうすや、湯のみをどけました。
そして、ちゃぶ台の上に握りこぶしの手を置き
「誰かいらっしゃいますか?いるんだったら
この手の中に入ってきてください。」と言いました。
すると、その手の中に何かが入ったのか、
Kさんの右手は1回ドン!っと強くちゃぶ台をたたきました。
そして「あなたは男ですか?男だったら1回、
女だったら2回叩いて下さい。」
・・・しかし、反応はありませんでした。
「あなたはこの旅館に恨みがありますか?
あるんだったら1回ないんだったら2回叩いて下さい。」
ドン…!ドン…!
2回反応がありました。
別に旅館に恨みはないようです。Kさんは質問を続けました。
「あなたはこの旅館の中に恨みがある人はいますか?
いるんだったら1回、いないのであれば2回叩いて下さい。」
ドン…!ドン…!
別に恨みがある人がいるわけでもないようです。
Kさんは最後の質問をしました。
「あなたは1人ですか?1人だったら1回、
1人でなければ人数を教えて下さい。」
すると…
ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!
と何回もちゃぶ台を叩く音が響き渡りました。
みんなは怖くなり急いで逃げ出したそうです。
いったいあの部屋には何がいたのでしょうか…。
先生も手を震わせながら話してくれました。
クラスの男子も本気で怖がるほど怖い話でした。